【銀魂】警察庁から真選組に来た女

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［Aside］




買い物も終盤。といっても最後のマヨネーズだけだったからきっちり1ダース分取り、かごの中に入れた。
と同時にナンパから助けてくれた人、もとい坂田さんが急に叫んだに近い声を上げた。
どうやらマヨネーズの量に驚いているようなので、誤解を生まないために私ではなく上司のだと伝えた。
そうすると、急に青ざめるというか顔が素になって「税金泥棒んとこ。」と言った。






A「税金泥棒ってなんだい？」



銀時「あの、アレ。アレだよ。アレ。」



A「ちょっと分かんないかな。」






なぜそんなにアレを連呼するんだろうか。私には、人の考えを読み取れる、そんな素晴らしい能力は備わっていないし、ましてや"アレ"で分かるほど坂田さんのことを知らない。






銀時「あーー！！けーさつんとこのかって事だよ！！」



A「なんでちょっとキレてんだい。

……まぁ、そうだよ。真選組の者だね。」






わざわざけーさつと言ったのは真選組と言うのがそんなに嫌なのだろうか。
あれ？ん？なんでマヨネーズで警察って分かったんだ？






A「坂田さんは、土方くんを知ってるのかい？」






そう聞いてみると明らかに嫌そうな顔をした。
どうやら知っているらしい。おまけに嫌いになるほど。これは帰って土方くんに問い質してみよう。






銀時「あー。まぁ腐れ縁だ。」



A「いいじゃないかい。めったにそんな仲なんてできないよ。」






腐れ縁。
そういう関係のもの同士は嫌という気持ちが強いかもしれないが、逆にその関係が羨ましいと思う人も勿論いる。
私もその一人かもしれない。





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