【銀魂】警察庁から真選組に来た女

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［銀時side］




銀時「大丈夫かー。ねーちゃん。」



A「あ、あぁ。悪いね。追い払ってもらっちゃって。」




先程男共に絡まれていた目の前の女は、そう言ってペコリと頭を下げた。
ババア共の家賃回収から逃げてきて、ぶらりぶらりと歩いているとき、目に入ってきたナンパ行為。
特に助けない理由も無く、追い払ってやったわけだが……。




銀時「(こりゃあナンパされるわな……。)」




話しているので必然的にその面を拝むことになるんだが、予想以上に整っていて。悪く言えばかなりの上玉。そんじょそこらのキャバ嬢とは、比べもんにはならねーかもしれねー。下手すりゃ遊女さえも凌ぐレベル。





A「助かったよ。なんかお礼でもさせとくれ。」



銀時「別に構いやしねーよ。それより用事あるんじゃねーのか。」



A「あぁ、そうだった。買い出し行かないとな。」




メモらしきものを手にして、そう言った。買い出しということは何処かの働き手ということだろう。




A「ん？なんだい？付いてきてくれるのかい？」



銀時「また絡まれてもしんねーぞ。」



A「クスクス…そうかい。じゃあお願いしようか。」





クスクスと笑ったソイツには、まるで全て見透かされているようだ。




A「あぁ。一応自己紹介しておくよ。これも何かの縁だ。私は阪口A。」



銀時「あー。俺は坂田銀時だ。」



A「よろしくね。」



銀時「おー。」




ふーん。A……か。



いい名だな。





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大江戸スーパーにやってきて数分。早くも買い物かごの中はいっぱいである。
最初店の中に入ってかごを2つ取っていたのはこのためだったっつーことか。

メモを見ながら、目的物をかごの中にテキパキと入れていく。一応男である俺は、両かごとも持っている。
とは言っても片一方は殆ど空に近い。入っているのはタバスコと飲み物類くらい。




A「よし、これで最後っ！！と。」



銀時「いや、ちょっと待てェェェ！！」





最後と言って入れられた、たくさんの赤いキャップの付いたアレ。ブチュって出てくる黄色いアレ。1ダースくらいあんぞ。どーなってんの？コイツこんなマヨネーズ使うの？





A「あー。これは私が使うんじゃないよ。上司さ。」



銀時「上司って………お前まさか。税金泥棒んとこの？」




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