【銀魂】警察庁から真選組に来た女

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［No side］





被害者の自宅。ごく普通の家で昨夜ここで何か行われていたのは一目瞭然であった。
机や床に散らばる食べ物や紙くず。コップやお皿が片付けられておらず、至るところに置かれたまま。パーティーの後そのままの状態といったところだ。






沖田「うわーきったねー家。とても女の家とは思えねーや。」



土方「どうやら殺されたのはここらしいな。」






そう言って、土方が見たのはリビングから離れたところに位置する洗面台。そこには恐らく被害者が吐いたであろう血が散乱していた。本来ならここでAが血液検査をし、ガイシャのものか判別してくれるのだが、残念ながら先程休めと言ってしまった。
どうしたものかと思ったとき…




ーーーprrr prrr prrr



鳴り響いた着信音。その音は近藤の携帯から発されていた。ディスプレイには"Aちゃん"の文字。






近藤「Aちゃん！？どうしたんだい？」



A『近藤さん。休もうにも気が気でなくてね……。皆、今どこだい？』



近藤「Aちゃんが出ていったあと、身元が分かってね。今、女性の自宅に捜査に来てるんだ。」



A『そうか……。血痕は？』



近藤「あ、あぁ。洗面台にべったりと。」



A『洗面台……。なら、自宅で水酸化ナトリムを摂取した可能性が高いね。……住所どこだい。私行くよ。』



近藤「え、いやいや悪いよ！！休んでて！！」



A『………行かないと、この先捜査進まないだろう。』



近藤「いや、でも……トシィィィィ！！」



土方「いや、なんで俺に振るんだよ！！」



沖田「土方さん。これ。」







呼びかけた沖田は、洗面台の側に落ちていた1枚の紙。そこには________





"犯人の"




と。






近藤・土方「いや、これじゃ犯人分かんねェよォォォォ！！」






この時、受話器に耳を当てていたAが被害にあったのは、言うまでもない。

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