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【Aside】






あれから無事甲板は片付き、

また子ちゃんと汗を流した後






神威「ねぇねぇおネーサン

さっきは決着つかないまま終わっちゃったから続きを、」





『アホか

もう風呂に入ったし汗かきたくないしめんどくさい』





神威「じゃあ俺がお風呂に入れてあげるよ」





『ぶっ飛ばすぞ』






こんなふうに、

神威くんにずっと付きまとわれている






『風呂とか喧嘩とかの前に、離れて歩け暑苦しい

重いんよさっきから』





神威「でもなんだかんだ言って無理やりどかさないじゃん

おネーサンなら出来ると思うけど?


それに、」





『い゛ッッ!?』






突然後ろから腰に腕が巻き付いてきた


ぐいっと抱き寄せられ、

神威くんの頭が背中にぶち当たる






『何すんねんいきなり』





文句を言ってやろうと振り返れば、

視線が絡む






神威「なんか雄の匂いがするんだよネ

おネーサンの雰囲気も変わった


……ねェ、俺の知らない間に何かあった?」





『……!』






すぅ、と細められた青い瞳

夜兎の馬鹿力に閉じ込められ、身動きも取れない







神威「拳を交わすとね、相手の事が分かるんだ

癖、弱点、次の手、とか


今日のおネーサンはどこか上の空だった

何考えてたの?」





『……遊びといえど、

夜兎相手に上の空になれる訳ないやろ


気の所為ちゃう?』





神威「……ふ〜ん


じゃあ、この雄の匂いは?

おネーサンからはよく他の男の匂いしてたけど……


今日は一段と、」







『ッ、』





神威「凄く、匂いがする

特に晋助のが強い」






すん、と首筋に鼻を寄せられ擽ったい

ギリギリと腹に回された腕に力が込められていく







『ッ神威くん、腕離してくれへんか』





神威「ヤダ

俺で上書きするまで離さない」





『チッ、このッ……!』





神威「……ヘェ、凄い力だネ

人間の、しかも女じゃ絶対出せない力だよ


でも、そんなに嫌がられると俺悲しいんだけど」







流石に苦しくて無理矢理腕を振り払おうとするが、

やはり夜兎の、神威くんの力には届かない


少し隙間が出来る程度で抜け出せはしない







神威「……おネーサン、

前より女っぽくなったね」





『っ何を、』





神威「ま、そんな事はどうでもいいや

とりあえずそのムカつく雄の匂いを、」










「……何をしている」

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岬影 - 明けましておめでとう御座います。。これからも頑張ってください。 (2023年1月1日 8時) (レス) @page28 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - 村瀬さん» ありがとうございます〜!ゆっくり更新していきますので気長にお付き合いください〜 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - バラガキ篇…!更新頑張ってくださいね🤲 (2022年11月13日 12時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:か。 | 作成日時:2022年11月12日 23時

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