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【Aside】






『…………』






それが、本当なら



晋助は今そう言った








高杉「……んで、てめぇが消えた理由は」




『……ん?』






ぼうっ、と手元を眺めていると、

そんな問いが飛んでくる



あ、そういえば江戸城前で晋助は何か言いかけてたな

それはこれやったか







『まぁ、なんせ自分は夜兎みたいな絶滅種よりも

絶滅種みたいなモンの血が半分流れてるからな


それなりに大変だったんよ』




高杉「………」




『松陽にアンタらの事はよく聞いててな


あの夜、初めて話してみて、楽しそうやって思って、

心踊らせながら彼処を出て……


……らしくない事はしようとするもんじゃないな、

注意力が散漫になってたわ』






今でも思い出せる、あの日


柄にも無く少しはしゃぎながら家を出たんだったな






『訳分からん連中に一発貰ってもうて連れ去られた


……結局、

自分が松陽と言葉を交わしたのはあの夜が最後


それからは「もういい」……!』




高杉「聞きたいこたァ聞けた

それ以上を言う必要も聞く必要もねェ」




『……ほうか』






晋助に言葉を遮られた

それが、気を遣ってなのかは知らないが




にしても、






『…………くぁ、』




高杉「……さっきまで散々寝てただろお前」




『いや、高熱に慣れてなくて身体が疲れきってるんよ


晋助、風呂借りてもええか?

結構汗かいたし一風呂したいんやけど……』




高杉「……今の時間帯ならまた子がいんだろ、

服は借りろ」




『ほいほい』





晋助に浴場の場所を聞き部屋を出る


未だ若干身体は怠いが、

一番最初に目を覚ました時に比べたら大分マシだ


















来島「あれ、Aさん?


何処行くんすか?

てか、動いて大丈夫なんすか……?」




『あ、また子ちゃん


ん、少しは熱が下がったみたいでな

また上がらん内に風呂入っとこって思うて』




来島「そうなんスね!

じゃあお先にどうぞ、」




『ん?別に一緒でもええけど……

すまん、嫌やった?』




来島「え、いや、いくらAさんの頼みでも、

男の人とお風呂は……」




『……あぁ、そういう事か

安心し、自分はれっきとした女やで』







来島「えっ」











…………あれ、固まってもうた

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岬影 - 明けましておめでとう御座います。。これからも頑張ってください。 (2023年1月1日 8時) (レス) @page28 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - 村瀬さん» ありがとうございます〜!ゆっくり更新していきますので気長にお付き合いください〜 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - バラガキ篇…!更新頑張ってくださいね🤲 (2022年11月13日 12時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:か。 | 作成日時:2022年11月12日 23時

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