検索窓
今日:7 hit、昨日:17 hit、合計:29,802 hit

438 ・ ページ19

【Aside】







高杉「……お前、」




『ん?』




高杉「……いや、なんでも無ェ」




『え?何??』






慌てて走ってきた自分を見るや否や、

晋助はさらにその顔を怪訝そうに歪める


かと思えばまたなんでもないように前をむいた







高杉「A、」





『ほいほい、今度は何?』





高杉「万斉も言ってたが……その眼……

お前ェ、普通の人間じゃ無ェな」








『……ん』





高杉「……今度は偉く素直に認めるじゃねェか」





『まぁ、な

もう晋助には隠す必要も無さそうやし』





高杉「俺ァあの時、彼処はただの民家に見えたが、

手前ェには甘味屋って文字が見えていたんだろ?」





『………?』





高杉「彼処からあの距離であの小せェ看板

大抵の人間は甘味屋なんて文字見えねぇだろ」





『……』






晋助の言葉を聞きながら考える



……おかしい

この眼を使う時は自分の意思でしか使わないし使えない


あの時は使うなんて意思もそんな感覚も無かった




なのに、晋助には見えない距離の文字を

自分は読むことが出来た


……勝手に視える、なんて







高杉「お前ェ夜兎やら、そういった類の天人か

その馬鹿みてぇな力も」





『え?……あぁ、せやな、……ん

えぇっと、唯の天人やなくて……』





高杉「……?」





『夜兎とかや……無くて……、半分だけ、……』





高杉「……おい、


……い、…………!!」







……あれ、晋助の声が聞こえない


足に力が入らない







あ、倒れる



















━━━━━━━━━━━━━



















【高杉side】







高杉「……おい、」





『……』







目の前で突如倒れ込んだA


既の所で受け止め、顔を覗き込めば

頬は紅潮し息が荒く、額に手を当てれば驚く程熱い



……ま、確かに、甘味屋を出た時から

此奴の顔色は少し可笑しかった


……仕方ねェ







高杉「連れてくぞ、

……目ェ冷めてから文句言うなよ」






こっからは船の方が近ェし

どうせ此奴を帰したところで一人なんだろ




にしても





高杉「んなに話したくねェか


あの廃墟、……俺達と会った翌日

なんで手前ェは突然消えた



……先生は酷く焦っていた


お前ェは何を知っている」







腕の中で眠るAの頬を撫で、

船へと足を進めた

439 宇宙旅行……?→←437 ・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
601人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 逆ハー , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

岬影 - 明けましておめでとう御座います。。これからも頑張ってください。 (2023年1月1日 8時) (レス) @page28 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - 村瀬さん» ありがとうございます〜!ゆっくり更新していきますので気長にお付き合いください〜 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - バラガキ篇…!更新頑張ってくださいね🤲 (2022年11月13日 12時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:か。 | 作成日時:2022年11月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。