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【Aside】
沖田「そういや、
結局Aさんは幽霊系は大丈夫なんですねィ
帰りたがってたんでてっきり苦手かと」
沖田くんがお茶を啜りながら言う
丁度起き上がってきた近藤さんに
お騒がしてすまん!
と茶を出され、
今はそれを万事屋と一緒に頂いている所だ
『ん、いや、
最初っから幽霊じゃないって分かってたんや
それを言おうとしたタイミングで万事屋が来て
そのままタイミング逃してもうた
まぁ幽霊やったとしても別に怖くは無いなぁ』
銀時「てめぇ分かってたんなら早く言えや!!」
新八「でも、幽霊じゃなくてもあの天人
顔とかは普通に怖かったですけどね」
『あぁ、別にあんくらいはどうにも』
沖田「……見た事でもあるような言い方ですねィ
あるんですかィ?幽霊見た事」
『ん、あるよ』
新八「え」
『割と何処にでもおるで、幽霊って
自分も霊媒師とかそういう職の人達ほどでは無いけど
視える部類の人間みたいでなぁ』
銀時「ちょっと冗談やめてくんない?
いるよねぇ、霊感アピでちょっと凄いみたいな
雰囲気出す奴!!!」
怖くなったのかちょっと声を張りながら言う旦那
神楽「マジでか、視えるアルかA」
『ん?あぁ、視ようとすれば視えるんよ
気にせんと視えんよ』
神楽「マジでか!!!
今幽霊いるアルか!?!?」
銀時「やめろよ!
え、居ないよね!?!?」
新八「ちょっと変な事言わないでくださいね!?」
沖田「Aさん、なんかいやす?」
土方「お、おい、やめろ総悟」
沖田くんと神楽ちゃんに言われ、部屋を見渡す
自然と、普段は閉じられている糸目が開かれる
琥珀の瞳が視えた
全員がその色に息を呑む
『……ん?』
神楽「A、マジで色々と勿体ないアルな」
『えっいきなり罵倒?』
神楽「なんでもないアル」
可愛がっている神楽ちゃんからの数少ない罵倒で
少しライフが削れる
本人は褒めたつもりではあったが
神楽「で、幽霊いたアルか!?!?!?」
神楽ちゃんの一言で
何故かフリーズしていた男性陣が再起動した
そしてまた怖がり2人が青ざめ始める
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作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時