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【Aside】
その後木に吊るされている万事屋
新八「悪気はなかったんです……お金もなかったんです
夏だからお化け退治儲かるんじゃねーの、って
軽いノリで街触れ回ってたら……
ねぇ銀さん?」
銀時「そーだよ
俺ァ昔から霊とか見えるからそれを役立てたくて
あ、君たちの後ろに怒ってるババアが見えるね」
沖田「マジですかィ?
きっと駄菓子屋のババアがアイスの当たりくじ何回も
偽造して騙してたから怒ってんだ、どーしよう」
何やってんだ真選組隊長よ
銀時「心配要らねぇよ
俺達を解放し水を与えれば全部水に流すってよ」
沖田「じゃあこれ鼻から飲んでくだせェ」
沖田くんのSスイッチが入って止まらないようだ
うわ、痛そ
とりあえず神楽ちゃんと新八くんは降ろしてやった
新八「すみませんAさん
ありがとうございます……」
神楽「ありがとアル……」
特に夜兎の神楽ちゃんはぐったりしている様子
『神楽ちゃん、食べかけですまんな
アイスいるか?』
神楽「A、神アルカ!」
アイスを美味しそうに頬張る神楽ちゃんを撫でながら
新八には水を渡す
『ごめんな?
アイス1個しかないんや』
新八「いえ、十分です……
ありがとうございます」
銀時「ちょッッッAッッ!?俺はッ!?」
沖田「なんでィ、俺がいるじゃねぇですか
ちゃんと水も与えてやってるってのに旦那は...」
銀時「いや総一郎くんのそれは拷問!!
ちょ、やめてぇぇ!!降ろしてぇぇぇぇッッ!!」
沖田「総悟でさァ」
銀時「ギャァァァァァ!!」
数分後、
やっと降ろして貰えた旦那
沖田くんのいい玩具になったんだろう
土方「本来ならてめぇら全員叩き斬ってやるとこだが……
生憎てめぇらみてぇのに関わってる程
今俺達ァ暇じゃねぇんだ消えろ」
銀時「幽霊怖くてもう何も手につかねぇってか」
即煽りに行く旦那
便乗して沖田くんも土方さんを煽っている
てか、関係ない自分はもう帰ってもいいだろうか
若干あたりは暗くなり始め、
何時も賑やかな屯所と全く違う今日は
何処か不気味な雰囲気を漂わせている
『なぁ、帰っても』「ギャァァァァァ!!」
その時、叫び声が響いた
トイレに行っていた近藤さんの声だ
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作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時