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【Aside】






高杉「はっ、んじゃあ何時かお前ェが俺に売った情報で

幕府が壊滅するかもしれねェな」




『えぇ?指名手配は嫌やで?

幕府壊滅は大歓迎やけど』






高杉くんは愉快そうに口角を上げながら

笠を深く被り直す






『お、帰るん?

ほなな、祭りの時は大人しくしといてな』




高杉「さァな


……あまり期待はしてなかったが、イイもん見つけた

お前ェの鬼兵隊入隊はいつでも歓迎するぜ?」






じゃあな、と言って去っていった高杉

あの様子じゃ祭りはテロが起こるんだろう



さて、一応とっつぁんにはそれなりに有益な情報を

売ったし、仕事は終わりにしよう


あとは当日に祭りを楽しむだけだ














━━━━━━━━














人々の声と時折聞こえる太鼓の音

月、提灯、屋台の明かり


普段は暗く静まる夜も今日はお祭りムードで騒がしい





『いやぁ、賑わってるなぁ

ぎょうさん人もおる……てかおりすぎちゃう?』





男物の浴衣に、笠ではなく、

そこら辺で買った白いペンギンのお面をつけている





『にしても、このペンギン、

どっかで見たんよな…』





お面のペンギンに少々疑問を抱きながら

祭りを楽しむ



浴衣は、宿の女将さんと祭りの事を話していたら

良かったら着れなくなった息子の浴衣を、

と貸してくれたのだ






『……それにしてもこんなにわからんもんなん?』






サラシはつけているし身長も高い為、よく男に見られる

今までも、自分で明かさない限りバレた事はない






神楽「あ!!A!!」




銀時「なーにブツブツ言ってんだ?」




新八「Aさん!こんばんは〜」




『んあ、こんばんは

旦那達も祭りに来たん?』




銀時「おう、この間依頼で報酬入ってな」




新八「せっかくだから来てみたんですよ

祭りなんてあんまり行けないし……」




神楽「私お祭り初めてアル!!」






そんな事を言う子供2人の頭を思わず撫でる





『ん、折角ならもっと楽しんでき』




神楽「マジでか!!!いいアルか!?!?」




新八「えっっ!?

いいんですかこんなに!?」






お小遣いをあげれば大喜びする二人


とっつぁんから祭りだから、と

報酬に多少色をつけてくれたのだ



それに、普段から金は宿代や酒にしか使っていないから

貯まりまくっている


子供2人にお小遣いを上げるくらい容易い事だ

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作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時

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