Ⅰ.秘密の７人目【東海オンエア】 (ページ8)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:275,242 hit

自分プレゼン大会　【将軍編】ページ8

Side.me

「やぁどうも！東海オンエアのてつやと！」

「将軍と！」

「しばゆーと！」

「りょうと！」

「としみつと！」

「ゆめまると！」

「虫眼鏡だ！」

「7人揃っての挨拶が懐かしすぎる！」

「わかりみが強い。」

亮の言葉にウンウンと何度も頷く私。オカメのお面が外れてしまわないかと少し不安になった。

「いやーやっぱりね、7人久しぶりに座ったら、やっぱりこれだなって、やっぱり7人は1つの塊だなと。」

「何大事にしてんのその言葉。

まぁ、でも、僕たちは、7人揃って東海オンエアだとは感じるわけですよ。

でも、視聴者さんたちからしたらね、将軍って誰だよ？って人もいると思うんです。正直ね。」

虫さんの言葉が全くそのとおりだと思う。

確かに私は、初期は初期から動画に出ていたが、顔も本名も出してないから古参ファンだって詳しくは知らないはず。

宣材写真にだってお面だけが写ってるだけだしね。

それに、男の中に女一人ってのは、どこの世界でも批判が付きものだ。

特に東海ファンにはストーカーで逮捕される位に熱狂的なファンも多いことだし？

お前誰だよの風当たりが強いだろうなぁと、他人事のようにカメラを見つめる。

「だからこそ！今回はあの企画をきっかけに、将軍を知って好きになってもらおう、知ってる人にはもっと好きになってもらおうということで、

あ！第一回っ！自分プレゼン大会〜将軍編！！」

「えっ1回なの？」

「メンバー７人分で1回だから、1回の中に入んの！」

「言ってる意味はわかるけどややこしいわ。」

「あーもう！将軍ごちゃごちゃ言わんで！」

オレンジだか茶色だかよくわからない髪色のテツヤが思い切り頭を振るう。結構臭いから止めてほしい。

「では、早速別室に行って、プレゼンの準備をしてきてください。」

「あ、はい。」

進行に徹する虫さん、流石ですね。なんか追い出された感じで寂しいっす。

ああ、やだなぁ自分プレゼン。海外にいたからと言って自分を表出するの苦手なんだよな。

まぁそもそも、自分出すの苦手ならYouTuberなんてなるなよって話だがな。

ま、でも、お面は視界が狭いし蒸れるし、良いとこなんてなんにもないのに、こんな感覚が懐かしくって、少しわくわくしている自分もいるんだけどね。