47話 ページ6
マダラ「ほ、本当に…奴は、千手一族なのか…？」
強張った顔で、兄さんが問う。
…そんな兄さんに向かって、父さんはハッキリと言った。
タジマ「――はい。…もし、彼らに貴方が うちはだとバレていれば、相手は こちらの情報を盗もうと、気を許したフリをするでしょう」
マダラ「……いや、あいつらは そんなこと…」
タジマ「――裏では、何を考えているか わかったものじゃありません。…もし騙されれば、一族の皆を危機に陥れることになります」
兄さんの言葉を遮り、より強い口調で、父さんが言い放つ。
タジマ「念のため、私とイズナも付きます。
……それと、」
この話を始めてから、――初めて、父さんは僕に目を向けた。
タジマ「千手ではなさそうですが、あの少女も、放っておくわけには いきません。
――とんでもない怪力を使うようですし。
…少女の始末は、――イズナ。貴方に任せます」
イズナ「なっ、待ってよ 父さん！」
あわてて、僕はそう叫んだ。
……なんとか…それっぽい言い訳を 必死で探す。
イズナ「あ、あんな馬鹿力に、敵いっこないよ！
それに、あいつは千手じゃないんでしょ？
なんで わざわざ殺さないとダメなの…？」
タジマ「可能性が低いとはいえ、彼女が千手ではないと、断定はできません。
マダラが うちは だと知れていれば、マダラからうちはの情報を探り、得た情報を千手に売ることも考えられる…。
――始末しておくのが、得策です」
依然として冷静に、父さんが応える。
タジマ「怪力を使うとはいっても――所詮、女。
背後から奇襲をかければ、殺れます。
……まあ、優先順位は、その少女より あの少年の方が上ですが」
．
．
．
…その夜は、満月だった。
僕が寝ている部屋にも、その光が差し込んできて――正直、眩しい。
あの日――Aと別れてから、３年。
もう……�犧導��瓩了�が来てしまうのか…。
『私、戦の最前線に出たい』
『一刻も早く、誰にも負けないくらい
強くなって…、みんなを助けられるようになる』
――友として会える最後の日に、Aが言った言葉が、ふいに蘇る。
…今日、Aが見せた馬鹿力は、あの時 咄嗟に出たものだろう。
兄さんたちは 気付かなかったかも知れないけど、僕には わかるんだ。
…つまり。
Aは――やはり、まだ夢を叶えていない。
……彼女は、まだまだ 道の途中なんだ。
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黒渦クレナ(プロフ) - 星猫さん» わわわ、お声がけくださり恐縮です…！ ですが…私生活が忙しく、占ツクすら一切開かない時期もあるので、星猫さまにご迷惑をおかけする未来しか見えず…。合作の件は、お断りさせていただきます。 (2021年3月21日 8時) (
レス) id: c6d10be035 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月20日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
黒渦クレナ(プロフ) - 星猫さん» (→)コメントありがとうございました！ (2021年3月20日 10時) (レス) id: c6d10be035 (このIDを非表示/違反報告)
黒渦クレナ(プロフ) - 星猫さん» NARUTO含め、ジャンプ作は結構見てますよ〜。最近は 怪物事変やDr.STONE等にハマってますね…！ カードゲームアニメも好きです。春から始まる86-ｴｲﾃｨｼｯｸｽ-のために生きてます笑。他にも色々知ってる気がするんですが…すぐに思い出せたのはこれくらいです！(→) (2021年3月20日 10時) (レス) id: c6d10be035 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月20日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒渦クレナ | 作成日時：2019年5月4日 13時
