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「オレやだよ、そんなの見たくねぇよ！！自分勝手すぎるよ、2人はもっとかっこよくいてよ……」
ぐす、ぐす、と泣く花垣くん。私の言いたい事、全部言ってくれて嬉しい。
だけど、花垣くん…。
「タケミっち」
「いいよもう帰ってくれよ！！」
「あのさ…さっきからずーっと」
ぷーん、と臭うアレ、が。
「アタマにウンコついてるよ」
「えーーー！？なんじゃコリャ！！」
「キッタネータケミっち！！」
『さっきゴミ捨て場に突っ込んだときだね、ふ、ふふっ……！！』
「Aちゃんも、なんでもっと早く言ってくんないんスか！！？」
「だってすげー真剣なんだモン」
『あの雰囲気でツッコめる訳ないよ！！』
「そりゃ2人が」
「逃げろケンチン、A！！」
「臭っせっ」
『花垣くん今はゴメン近付かないで』
「Aちゃんまで！！！」
そうやって馬鹿みたいに年相応に笑いあって、いつの間にか険悪な雰囲気は過ぎ去っていって。
喧嘩してた事なんて嘘だったみたいに皆ではしゃぎ合った。
「笑ったなぁ」
「こんなに笑ったン、Aのお化け事件ぶり！」
「髪洗いましたから」
『アレは忘れて下さいよう…』
「オレが悪かったよマイキー」
「ううん、オレの方こそゴメン」
良かった。これで元通りだ。また仲の良い2人に戻れる。
花垣くんが「でも2人はなんでケンカなんか？」と聞くと、万次郎くんとドラケンくんは揃って「忘れた」と言った。
「でも正しいのは、ケンチンとAだ。パーは自首したんだもんな」
「……」
悪い事をきちんと悪いと認め、罪を償う事を選んだパーちんくん。万次郎くんは友達としてパーちんくんを無罪にしてあげたかったんだ。
「パーが出てきたら、いっぱいお祝いしよーな」
『…ですね！』
「だな」
またいつもの空気に戻れて嬉しくて、私は静かに瞼を閉じた。
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沙耶(プロフ) - とっても面白いです！他の作品も読んでいて楽しいです。出来ればこちら更新してくださると嬉しいです。未来のことも気になりますし！ (2022年9月25日 22時) (
レス) @page31 id: 5943b8e857 (このIDを非表示/違反報告)
Rii - 本当に面白い･･･。続きを更新してくださるとすごく嬉しいです･･･！ (2022年9月17日 13時) (レス) @page31 id: 6d42949a76 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます。drem要素はナシですがkkak要素は少しだけ入れようと思ってます；； (2021年12月5日 21時) (レス) id: 360fc9d44a (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 素敵です！一つ質問ですがこれって、ドラエマやココ赤はありですか？ (2021年12月5日 19時) (レス) @page28 id: 84912e6348 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ttakedasaki0906さん» コメントありがとうございます！頑張ります( ; _ ; ) (2021年12月3日 22時) (レス) id: 1410bbb1e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー。 | 作成日時：2021年11月15日 18時
