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「退院おめでとうぅ〜…！」
『え、エマちゃん！？』
「ホントに…心配したんだから！！」
『ご、ゴメンね…』
「二度とあんなケガしないで」
『うん、気をつける』
病院から出てすぐ会いに来てくれたのはエマちゃんだった。
こういうケガ、するの初めてじゃないしエマちゃんには沢山心配かけちゃって申し訳ないな。
「もう傷は大丈夫なの？」
『うん。普段は服で隠れて見えないし、痕はちょっと残るかもしれないけどまぁ仕方ない！』
「ソウイウ問題じゃないよ！！！」
『ソウイウ問題じゃ…？』
「ホントに、気をつけて。ウチ、ホントに怖かったんだからね！！」
『うん』
「具合悪くなったらすぐ病院行って、傷が開くような激しい動きはしちゃダメだからね！」
『分かったよ』
「それでヨシ！じゃあね」
『じゃあね、また今度』
エマちゃんと別れて帰路に着く。
親名義で借りているマンションに辿り着くと、玄関の前に誰か居たのが分かった。
『どなたですか…、って万次郎くん！？』
「おかえり」
どこか影のある柔らかい笑み浮かべ、立ち上がりこちらを見上げる万次郎くん。
連絡は無かった。わたしが帰ってくる時間なんて分からないはずだから一体どれくらい待っててくれたのだろうか。
『ただいま…って、そうじゃなくて！一体いつから待っ』
続きは言えなかった。
唇に当たる柔らかい感覚の正体がキスだと気付くまでに少し時間を要した。
しばらくして唇に当たる万次郎くんのソレは離れ、目と目が合う。
どこまでも深いその黒い瞳が私を捉えて離さない。
ぼうっとして動けない私の身体が万次郎くんの腕に抱きすくめられた。
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沙耶(プロフ) - とっても面白いです！他の作品も読んでいて楽しいです。出来ればこちら更新してくださると嬉しいです。未来のことも気になりますし！ (2022年9月25日 22時) (
レス) @page31 id: 5943b8e857 (このIDを非表示/違反報告)
Rii - 本当に面白い･･･。続きを更新してくださるとすごく嬉しいです･･･！ (2022年9月17日 13時) (レス) @page31 id: 6d42949a76 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます。drem要素はナシですがkkak要素は少しだけ入れようと思ってます；； (2021年12月5日 21時) (レス) id: 360fc9d44a (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 素敵です！一つ質問ですがこれって、ドラエマやココ赤はありですか？ (2021年12月5日 19時) (レス) @page28 id: 84912e6348 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ttakedasaki0906さん» コメントありがとうございます！頑張ります( ; _ ; ) (2021年12月3日 22時) (レス) id: 1410bbb1e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー。 | 作成日時：2021年11月15日 18時
