【w.r.w.r.d.!】Mi sta cercando (ページ1)

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▽これが日常:syp&kn ページ1

「でな、そこにある居酒屋のツマミがむちゃくちゃうまくてな！だから昨日はついつい俺酒飲みすぎてもうたわ！」

「アホなの？コネシマはそんなアホな子だったの？」

「いやちゃうで！？いつもはこんなことあらへん！昨日のことはたまたまや！」

現在。何故か道端で会ったコネシマと井戸端会話していた。いや、自分でも何やっているか全然分からない。だっていつの間にか近くにコネシマが居て、いつの間にか話していたのだもん。いやぁ、いつの間にかって怖いねぇ…！ま、コネシマと話しているのは面白いし、いっか。

「そういや最近あんまりAと飲んどらんな……。どうや、今日飲みに行かんか！？」

「嫌なんでそうなる訳？」

何故かコネシマに飲み会に誘われるが、軽く断った。だってコネシマと飲むと嫌でも長くなってしまうし、なんか今はお酒を飲みたい気分でもない。そんな私の答えを聞いたコネシマはぶーぶーと口を尖らせながら、「ええやんそれぐらい！減るもんやないし！」と文句を垂れている。

知るかよそう言われても。本人が行きたくないと言ってんだから意思ぐらい尊重してやれよ。

はぁ、と一つだけ溜息をついてもうそろそろコネシマから離れようと考えた私はもうこの場から帰ろうと立ち上がる。

「もう帰んのか！？…俺は嫌やで！もう少し話していようや、な！」

しかし無理矢理コネシマに近くにあったベンチに座らされ、家に帰ることはできなかった。嗚呼、この狂犬ウザイんですけど！いい加減帰らせてくれないかな！？もうそろ心の限界なんだけど……！

そうキレかけていた、その時。

「……あ、先輩と……はぁ…コネシマさんじゃないっすか」

背後から聞き覚えある声が聞こえた。

後ろを振り返れば、紫色のヘルメットを被ったショッピ君の姿が。そんな彼が今の私には救世主にしか見えない。きっと私がコネシマから逃れるために助太刀に来てくれたのだろう！

「ショッピ君先輩に向かって溜息とはなんや！？」

一方でショッピ君に溜息をつかれながら渋々名前を呼ばれたコネシマが彼に食ってかかっていた。うわ、先輩なのにコネシマの方が子供に見えて仕方がないんだけど。こんなコネシマに絡まれているとかショッピ君が可哀想だ。