こねこが23匹。 ページ29
黒尾side
黒尾「おーい、お前ら起きろー」
研磨「…ん"ん…」
詩音「……う」
東京に帰ってきたため、未だにすやすや眠っている詩音ちゃんと研磨を起こすと、二人は唸りながら目を覚ました。
そしてキョロキョロと辺りを見渡して言う。
研磨「…もうついたの?」
詩音「まだねてたい…」
黒尾「駄ー目だ。早く降りねえと他の奴らもう降りたぞ?」
詩音「ン"ン…」
俺がそう言うと、ケッ…という顔をして研磨と降りていく詩音ちゃん。俺先輩な????
俺も荷物を纏めて新幹線を降りると、部員たちが揃いも揃って詩音ちゃんと研磨の寝癖を直していた。
夜久「あ!お前らなんでこうも同じところばっか跳ねてんだよ…後ろ向け!」
詩音「夜久さん女子力高くないですか。なんですかその可愛い櫛。」
山本「研磨お前…っ詩音ちゃ、…猫城さんとお揃いなんてっ…!!ウラヤマシイッ!」
研磨「意味分かんないし。」
詩音「お好きに呼んでくれて、どうぞ…?」
血涙を流す山本に引く研磨と詩音ちゃん。夜久のお陰で二人の髪は元通りサラッサラ。ウラヤマシイッ!
が、ここでだらだらしていても他の利用客に迷惑がかかるだけなので場所を移動する。
研磨の隣に行こうとすれば、研磨は俺を見て顔を顰め、芝山と犬岡と詩音ちゃんの輪に入っていった。俺泣いていいかな??てかほんと…うん、お前詩音ちゃん大好きだな…超わかる!!!!!
黒尾「てかやっくんやっくん。ホントにお前のあの櫛なに?お前が使うには可愛すぎだろ。」
夜久「あ?…ああ、あれな。」
先程夜久が使っていた、薄ピンクと薄紫のラメ入りグラデーションの櫛のことを思い出して、夜久にアレは何だと聞くと、夜久は思い出したように言った。
夜久「あれな、ホントは入部祝いに詩音ちゃんにあげようと思ってたんだけど、なんか詩音ちゃんのイメージじゃねえなと思ってさ。詩音ちゃん白いじゃん、全体的に。」
黒尾「あぁー…それは分かるわ。」
夜久「だからあれは俺が持っといて、詩音ちゃんと研磨の髪を梳かす用に持ってるだけだ。」
黒尾「さすがオカン」
夜久「蹴り回すぞ」
相変わらず夜久は物騒で怖い。とりあえず避難避難。
海の傍に避難すれば、海はニコニコ笑顔で夜久の方へ寄る。……まじで俺嫌われてんのかな??
内心泣いていれば、詩音ちゃんと研磨がコチラを見ているのに気付いた。
手を振れば、微笑んで振り返してくれた。
俺嫌われてねえんだな!!!うん!!
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しお(プロフ) - ぽんずさん» お久しぶりです〜!!!😭いやほんとそれです…!!pkmnいいですよね分かります…待ち遠しい()了解です!!本当にありがとうございます感謝しかないです〜!!!がんばります!!!! (2023年1月29日 20時) (レス) id: e7bb865b70 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - お久しぶりです!ブレーキ音さん良いですよね…最近のpkmnとか…()大人になる所も見たいので、何卒!これからも応援しております!! (2023年1月29日 20時) (レス) @page31 id: 9ff08bd924 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - ゆんさん» わーーーーもうめちゃめちゃ申し訳ないです😭少しずつ更新致します〜!!感謝です〜! (2023年1月29日 20時) (レス) @page31 id: e7bb865b70 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - おもしろくてすぐに読み終わりました(о´∀`о)続きが気になります😃更新頑張って下さい(*´∇`*) (2022年6月10日 9時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみや(プロフ) - 東雲ありささん» 遅くなって申し訳ありません!コメントありがとうございます!これからも頑張ってまいります!!(*´˘`*)♡ (2022年1月14日 7時) (レス) @page2 id: b89076d1aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫雲 | 作成日時:2021年3月26日 23時