僕は所詮役立たず【トド松】 ページ11
家を出て、商店街の方まで来た。
お財布を見てみると、
「あー、うん。知ってたよ。」
やっぱり金欠。
おこづかい、前に使っちゃったんだよねぇ…。あーぁ、あん時チョロ松兄さんでも連れてくれば良かった。
何も買えずにぶらぶらとほっつき歩く。
まぁ、散歩になるし、体力作りにはなるよね?
…。
でもなぁ…
「なんか、落ち着かない…。」
何か、胸騒ぎがする。
何か…
何気無くスマホの画面をつける。
「電話…?」
家から、電話が来ていた。
履歴には残ってるんだけど…僕、あいにくマナーモードにしてて、気付かなかった…
一応、かけ直してみる。
たぶん、母さん達は仕事の時間だから…兄さん達の誰かだろう…
それに、カラ松兄さんなら…もし、僕に助けを求めてたのなら…
《もしもし?》
「もしもし!チョロ松兄さん?」
《トド松!!良かった…電話、繋がらなかったから…》
「あ、ごめん…どうしたの?」
《カラ松が─…》
カラ松兄さんの名前が出てきた瞬間、僕は電話を切って、走り出した。
クソッ…何でこんな時に僕はッ
ほんっと、僕って…肝心な時に役に立てないんだ…
────…
「カラ松兄さん!!」
帰ってくるなりバンッと乱雑に襖を開ける。
そこには、カラ松兄さんを取り押さえる3人の兄さんの姿があった。
「トドッ…松…」
おそ松兄さんの悲痛の声が耳に反響する。
「カラ松兄さん!!」
僕はぎゅうっとカラ松兄さんに抱き付いた。
すると、周りに浮いていたものも、突風も収まった。
「トドま…」
カラ松兄さんは呟いて倒れ込んだ。
間に…合った…?
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
八猫 神 - オリキャラ参加okと聞きまして。 (2017年8月7日 14時) (レス) id: d88afe3b04 (このIDを非表示/違反報告)
唖琉兎(プロフ) - オリキャラもありにしましょう!その方がもっと参加できるので (2016年12月27日 20時) (レス) id: d5f95cc348 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - あかね空さん» ごめんなさい、チョロ松はうまってしまっていて…一応、下にもある通りちび太やイヤミになってしまいます…あ、他の人とも話して、もし大丈夫ならオリキャラもOKかもしれません! (2016年12月22日 18時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
あかね空(プロフ) - 空いてますか??出来ればチョロ松が...なんでもいなんでも大丈夫です!! (2016年12月22日 16時) (レス) id: e327ecc762 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - ミフミフ さん» 一松は埋まっています。ちなみに、ニャーちゃんトト子も埋まってるので…ちび太やイヤミ辺りになりますが… (2016年11月12日 15時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:唖琉兎×幽×しずまん×遊己×亜莉栖×モノクロアリス x他5人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/liliynya/
作成日時:2016年7月4日 0時