8話 ページ9
緑谷side
先輩が、僕とオールマイトのことを何故か知っていた。
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢大丈夫だ、緑谷少年。彼女は私の良き理解者なんだ。｣
『それで納得できるわけねえだろバカか。』
緑谷｢…理解者…？｣
『はぁ…言ってもいいのか？悪いのか？』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢私から言うよ。実はシャガ、私の後継者の候補だったんだ。｣
…個性を譲渡…しようと思っていた…？
先輩に…？
『私はすぐに断った。お父さん以外の男の血混ざるの嫌だしな。』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢相変わらずお父さんのこと大好きなんだね…｣
緑谷｢い、一体どう言う…？｣
『まぁ…簡単に言うと、君の個性のことをよく知っている、ってことだ。』
先輩はそう言って、｢そんなことより｣と腰を上げた。
すると僕の体がふわっと浮き、先輩の顔が近くにあった。
緑谷｢ッ！！？｣
『君、その脚、早めにリカバリーガールに見てもらおう。』
おおおおお姫様抱っこされてる！！？
か、顔が良いッ…！！眩しい…！！
『オールマイト歩ける？』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢ああ。セメントスが壁を作ってくれたから、姿を見られることなく戻れそうだ。｣
『てか、後で色々言いたいんだけど。』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢ご、ごめんて…｣
先輩とオールマイト、仲良いなぁ…
やっぱり後継者候補だったから…
緑谷｢…本当に、僕で良かったんですか？譲渡先…｣
僕がそう聞くと、先輩の灰色の目が僕の目を捉えた。
『ダメだな。』
緑谷｢えッ！？｣
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢えっ！！｣
『だが、オールマイトが君を選んだことには納得した。』
…ダメって…
僕が聞いたことだけど、正直そんなキッパリ言われるとは思わなかった。
『オールマイトもそうだけどさ、君、咄嗟に体動くタイプだろ。』
緑谷｢そう…かもしれないです…｣
『｢考えるより先に体が動いてた。｣って言葉があるけど、あくまでこれは私の個人論だが、そんな奴は真っ先に死ぬタイプだと思う。』
真っ先に…死ぬ…？
『｢考えるより先に体が動いていた。｣マイナスに言えば｢考えずに体を動かした。｣だ。考えて動くのと、考えずに動くの、生存率が高いのはどっちだと思う？』
緑谷｢それは…考えて動く方だと思います。｣
『だよな。私もそう思う。』
先輩は｢だから、｣と言葉を続ける。
『君とオールマイトみたいに｢身を呈して誰かを守る｣というやり方は、私は好きじゃない。』
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えむ.(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます！公開する話、間違えてませんか？34話から38話に飛んでますよ！ (2023年2月16日 17時) (
レス) id: 2303707e13 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 最高です＞_＜♡めちゃハマりました更新待ってます❤️🔥❤️🔥 (2023年2月13日 17時) (レス) @page35 id: 8b4cfe6f33 (このIDを非表示/違反報告)
柳 - プレゼントマイク好きすぎる！ (2023年2月11日 18時) (レス) @page34 id: 24b8fbf003 (このIDを非表示/違反報告)
神無(プロフ) - すごい好きです！大好きです！！！なーーさん、これからも更新待ってます！！ (2023年2月11日 9時) (レス) @page32 id: 7184837e82 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 続き全裸期待してます！！ (2023年2月7日 12時) (レス) @page28 id: 59202c5c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2022年12月28日 16時
