37話 ページ38
朝起きて風呂に入り、朝ご飯を食べる。
冬美｢おはよう、A。｣
『あ、おはよう冬美ちゃん。』
冬美｢大丈夫？｣
『あー、昨日のこと？うるさかったでしょ。』
冬美｢めちゃくちゃ泣いてる声聞こえて私と焦凍すごく心配してたんだから。｣
『ごめんて。嬉しくてついね。でも、もう大丈夫。』
冬美｢……そっか！｣
そう言って冬美ちゃんは私の頭を撫でた。
焦凍｢おはよ、姉さん。A姉。｣
『一生寝てろ。』
冬美｢何でそんなこと言うの！おはよう焦凍！｣
焦凍｢一生は無理だ。｣
『殴っていいか？』
冬美｢こら！｣
冬美ちゃんに叩かれ、黙って朝ご飯を食べる。
焦凍｢昨日母さんに会ってきた。｣
『…ふーん。元気そうだった？』
焦凍｢ああ。Aにも会いたいって言ってたぞ。｣
焦凍がそんなこと言うので私は立ち上がって食器を片す。
焦凍｢A姉…｣
『私は会わない。』
焦凍｢何でッ…｣
『会えるわけねえだろ。こんな見た目で。』
冬美｢A…｣
『お母さんもお母さんだ。気安く会いたいとか言ってんじゃねえよ。
今の私はお母さんが言ってた醜い所だらけで、自分でもわかるくらい燈矢くんに似てるんだ。
無理だろ。普通に。また色々思い出させちまう。』
私はそう言って深く息を吐き、食器を洗う。
『悪いけど、私は会えない。』
焦凍｢お母さんも前を向こうとしてる。それに、お母さんはA姉の活躍ずっと見てたって言ってた！｣
突然焦凍が大きな声を出すもんで少し驚く。
『……え？』
焦凍｢昨日、A姉の話して、美人に育ったって言って笑ってた。A姉にも悪い事したって、だから謝りたい、会いたいって言ってたんだ！いつまで逃げてんだA姉！｣
焦凍が必死にそう言うもんで、私は呆然とする。
冬美｢そうだよ、A。私もちょくちょく会いに行くけど、お母さんずっとAのこと気にしてた。Aは優しいから色々考えてくれてるってことも伝わってた。｣
冬美ちゃんにまでそう言われ、私は水を止めてその場にしゃがみこむ。
『…バカかよ。』
逃げてたの、私だったかよ。
『…わかった。お母さんに会うよ。』
冬美焦凍｢｢！！｣｣
『ただし、一緒に来て欲しい。』
冬美｢〜〜〜ッ…勿論！！｣
焦凍｢ああ。一緒に行こう。｣
冬美｢ほら早く支度して！行こう！｣
『今から！？』
冬美ちゃんに急かされ、急遽お母さんに会いに行くことになった。
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えむ.(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます！公開する話、間違えてませんか？34話から38話に飛んでますよ！ (2023年2月16日 17時) (
レス) id: 2303707e13 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 最高です＞_＜♡めちゃハマりました更新待ってます❤️🔥❤️🔥 (2023年2月13日 17時) (レス) @page35 id: 8b4cfe6f33 (このIDを非表示/違反報告)
柳 - プレゼントマイク好きすぎる！ (2023年2月11日 18時) (レス) @page34 id: 24b8fbf003 (このIDを非表示/違反報告)
神無(プロフ) - すごい好きです！大好きです！！！なーーさん、これからも更新待ってます！！ (2023年2月11日 9時) (レス) @page32 id: 7184837e82 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 続き全裸期待してます！！ (2023年2月7日 12時) (レス) @page28 id: 59202c5c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2022年12月28日 16時
