15話 ページ16
緑谷｢…救け、られなかったって…｣
『…1週間後、彼女は自宅で首を吊っていた。』
｢｢ッ…！｣｣
『あんなに苦しんでいたのに、私は何もできなかった。
命を救けたって、心が救われなきゃ人は生きていけない。』
私は両手を叩き、重い雰囲気をリセットする。
『ヒーローは人の命を救けるんじゃない。心を救けるんだ。
そこのところ勘違いするなよ。』
｢｢はい！！｣｣
『よろしい。』
まぁ、だからと言って減るもんじゃないが…
その考えを脳の片隅にでも入れていて欲しい。
私の時みたいに苦しい思いはさせたくないから。
『じゃあ授業の続き。
ヒーローとはどういう職業？』
こうして、私は授業を進めた。
ーーーーーーーーーー
4限が終わり、私は真っ先に職員室に向かった。
『………』
ﾏｲｸ｢イレイザーから聞いたぜ〜？お疲れさん。｣
マイクがそう言って腕を広げる。
私はその中に吸い込まれるように収まる。
『ス〜〜〜ゥ………』
ﾏｲｸ｢吸うな吸うな。｣
息を大きく吸い、マイクの匂いを嗅ぐ。
マイクの匂いって落ち着くんだよな…
何だろう…水の匂い。
水蒸気？
美顔スチーマー使ってそう。
マイクはやめろと言いながらも私の頭を撫でる。
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢本当に仲良いわね。｣
ﾏｲｸ｢そろそろ離そうぜ〜…｣
『…やだ。』
ｴｸﾄ｢眠気マックスダナ。｣
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢かぁわいい〜〜〜！！｣
ﾏｲｸ｢オマエ少し寝とけ。｣
そう言ってマイクが私を軽々と抱え、ソファーに寝かせられた。
そして優しく頭を撫でられる。
…もう、ダメだ…
ﾏｲｸ｢おやすみ。シャガ。｣
その声を聞いて私は眠った。
ーーーーーーーーーー
ﾏｲｸ｢…イレイザーさ、心配してんだったら寝かせてやるくらいしろよ。｣
相澤｢…悪かったよ。｣
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢あら、素直。｣
相澤｢アイツまぁまぁ眠いと饒舌になるんだよ。限界に近づくと黙るけど。あの状態でアイツらに伝えて欲しかったんだ。
ヒーローという職業を。｣
ﾏｲｸ｢…気持ちはわかるが、シャガの体調優先しろよ。危うく倒れてたぞ。｣
相澤｢倒れなかったから良いだろ。｣
ﾏｲｸ｢ハーン！！言うと思ったぜ！！｣
マイクはそう言って軽くイレイザーの頭を叩く。
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢それにしても何でマイクにあんな懐いてんの？｣
相澤｢え。そりゃあシャガがコイツのファンだからでしょ。｣
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢……え？｣
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えむ.(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます！公開する話、間違えてませんか？34話から38話に飛んでますよ！ (2023年2月16日 17時) (
レス) id: 2303707e13 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 最高です＞_＜♡めちゃハマりました更新待ってます❤️🔥❤️🔥 (2023年2月13日 17時) (レス) @page35 id: 8b4cfe6f33 (このIDを非表示/違反報告)
柳 - プレゼントマイク好きすぎる！ (2023年2月11日 18時) (レス) @page34 id: 24b8fbf003 (このIDを非表示/違反報告)
神無(プロフ) - すごい好きです！大好きです！！！なーーさん、これからも更新待ってます！！ (2023年2月11日 9時) (レス) @page32 id: 7184837e82 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 続き全裸期待してます！！ (2023年2月7日 12時) (レス) @page28 id: 59202c5c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2022年12月28日 16時
