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09.竜胆side ページ9

竜胆「…ん、苦かったらミルクと砂糖適当に入れて」

『ありがとうございます』


サラサラの髪に可愛らしい笑顔。

どこで手に入れた?このレア物。



蘭「コレが俺の弟。りんどー」

『あ、秋吉Aっていいます。蘭くんは学校の先輩でいつもお世話になっていて…」

蘭「おいおいお見合いかよ。普通でいいよ。」

『すっ、すみません!』

竜胆「えーっと…竜胆、よろしく。」

『よろしくお願いします。』


目の前に座った俺に、深々と頭を下げる。

この子、もしかしてちょっと天然?

未だに兄貴がこの子を家に連れ込んだ理由が分からない…

まさか…



竜胆「えっと…二人は付き合ってんの?」


兄貴とAちゃんを交互に見ながら聞くと、Aちゃんはわかりやすく顔を赤らめた。


『そんなっ?!違います!ただの学校の先輩です!』


そういうAちゃんに、兄貴の顔を盗み見すると

何やら不服そうな顔で頬杖をついていた。



竜胆「そうなんだ?兄貴?」

蘭「ん?あぁーうん。」


どこか上の空で空返事が返ってきた。


…やばい。二人の関係がマジで理解に苦しむ。

10.嘘→←08.竜胆side



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作者名: | 作成日時:2021年11月24日 14時

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