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14.堰を切る ページ14
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ほぼ、無意識だった。
惚れさせるつもりだったのに、俺からキスしてどうすんだ。
けれど、抑えていたものがこみ上げるように
俺は唇を離すことが出来なかった。
角度を変えて、何度も何度も口付ける。
その度に秋吉は小さな吐息を漏らす。
(可愛い)
もっと
もっと
乱れた姿を見てみたい。
秋吉の膝に添えていた右手を、内ももへ滑らせる。
するとビクリと足を震わせて、手の侵入を拒むかのように足をキツく閉じた。
蘭「…くち開けろ。」
『ンん…っ！』
ああ、もう無理。
止まるハズがない。
もういい。今すぐここで俺のモンに―――…
.
身を乗り出し、秋吉の制服に手をかけたとき
.
蘭「…っ！」
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教室のドアがガラリと開く音が聞こえた。
.
竜胆「…あ、ヤベ」
.
竜胆、おまえ後で覚えてろよ。
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作者名：平
| 作成日時：2021年11月24日 14時
