Dream！-神妖人推奨委員会- (ページ44)

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　　　Part4■ ページ44

響子「ひなっちー♪
武器作ったんだねー＾＾」

日菜「そうそう！はつかちゃんに手伝ってもらったんだよー♪」

響子「おお！やば！いかすぜ☆
ちょっと暇だから巡回してたんだけどねー

ひなっちの実力と勉学力は申し分ないけどねえ
神妖のうちの妖がいないと二十五神将になれないからなー・・・」

悲しそうに響子ちゃんは言う
いわながひめのパワーが強すぎるのか・・・

私は本当に神妖人になれるのか
時々不安になってくる

ーそのまま季節は過ぎて、冬ー

日菜「は――」

寒い、ていうかこの家
こたつはないのか・・・ヒーターしかない・・・

震えながら保存用の試験官を取り出す

日菜「凍った大気でも液体鎮静薬を保存する方法は・・・」

頑張ってやり方を練りだす

すると

ドンドンドンドンドン！

扉が強くたたかれた
誰だろう

光平「はぁっはぁっはぁっはぁ・・・・」

日菜「杉本さん！？」

光平が苦しみな表情で日菜を見つめる
頭から血が垂れてる

日菜「右腕が折れてる！どうして？」

光平「 (向こうの・・・山で・・・妖怪が・・・)」

ぼそぼそとした声で光平は呟く

日菜「妖怪が！妖怪がどうしたの？」

光平「妖怪が暴れてる！」

最後の力を振り絞って光平は叫んだ

日菜「暴れてる！？大変！」

液体用鎮静剤と毒物殺傷薬を二つの瓢箪にいれこんだ

そして光平の右手を薬でテーピングし、血をふき取るとベッドに寝かせた

日菜「そこで安静にしてて、
止めてくる！」

日菜は鎌を持ってダッシュで扉を抜けた
外は土砂降りの雨、
視界が薄黒い

もうすぐ山のほうへ着く

杉本家傘下１「あ、神社家だ。」

社の屋根の上を見ると
鬼っぽい妖怪が叫んでいる

一人の男が暴れている妖怪に対しての
日菜の作戦を説明する

杉本家参加1「神社さんは、社の裏から
回り込んで、この強めの酒を奴にかけてください。」

強い酒を渡した
逆に危なそうに思えるがもっと酔わせたほうが効果的らしい

日菜は社の裏から回り込んで屋根に上っていく

すると

？「なんだお前はぁ～！」

瓢箪がぶつかる音で気づかれてしまったのだろうか・・・
屋根の上から振り落とされる

打ちどころは悪くなかったが
腰に鈍痛が響いた

？「！お前は・・・」

日菜「？」

鬼は驚いたように
日菜を見下ろした

？「比名子(ひなこ)？」