Dream！-神妖人推奨委員会- (ページ26)

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ーとある京都の会社のオフィス―

モブ「～なので、わが社のアイデアが安定した素材になるかと・・」

もうすぐお昼の12時
そろそろお腹がすいてくる

淡々と流れる男たちの声が遠くなっていく
パソコンのプレゼン内容だけが目に入ってくる

目を覚まそうかと鼻の頭をつねった
するとある物が眼中に飛び込んできた

？(誰かが・・戦ってる？14㎞先か・・)

ある人「次、九条コーポレーション」

？「はい、わが社のアイデアは安心して住宅をご購入いただくために・・」

あの音が気になってしょうがない
見えたものは
あの子と同じくらいの男の子と女の子

ある人「では、これで午前のプレゼンテーションは終わりです
これからお昼休憩です。お疲れさまでした。」

一同「お疲れさまでした。」

全員が一斉に顔を下げる

ー女子トイレー

？「行ってみるしかないか・・」

眼球が描かれた羽織を取り出した

？(ここで消えたら怪しがれるな・・)

トイレを抜けた

モブ「あ、九条さん！」

年下の若い男が話しかけてくる
よく私のような熟女に興味を示すわね・・

？「なんですか？」

モブ「よ、よければこれから一緒にお食事でもどうですか？」

若い男は目を泳がせながら聞く

？「ごめんなさい、今から行くところがあるんです・・」

ぱっと出口に行こうとする

モブ「あああああの！じゃあ！れ、連絡先でも・・・」

？「ごめんなさい、まじで急いでるんで・・」

モブ「す、すみません・・」

？「32の女に聞くよりもっと若い年の子に聞くべきですよー」

モブ「！？」

そういうとささっと自動ドアの外に出た

モブ「年上だったのか…」

モブ女「残念だったわねぇ・・まさかあの人顔はまあまあ若いけどあの身長で32だなんて・・」

低身長で悪かったな！

誰もいない暗い路地で羽織をはおる

これを着れば神妖人の能力が外の世界で発揮され
一般の人には見えなくなる