捨てられ少女はレディース暴走族の総長に【東京卍リベンジャーズ】【佐野万次郎】 (ページ40)

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39、病院ページ40

私は気づけば病院の待合室で座っていた。

ドラケンの手術が無事に成功し、あとは百樹の手術を残すのみとなっていた。

『…。』

「百樹のいる施設に電話したけど相変わらずだったわ。」

時間は24時を指していた。

瑠夏と蘭は抗争が終わった後すぐにチームの全員を引き連れて家に帰らし、今は家で百樹の手術結果を待っている。

『…。百樹やなくてうちが行けばよかった…』

「そんなこと今更言っても変わらないでしょ。それに、百樹も頑張ってるから弱気になっちゃ駄目。」

『うん。』

すると手術中を照らしていたランプが消えて医者が中から出てきた。

「一命は取り留めました。しばらくは貧血でなかなか目が覚めないかもしれませんが意識に問題はありません。」

『ありがとうございます。』

「ありがとうございます。」

私達2人は深く頭を下げると医者が立ち去るまでその場で頭を下げ続けた。

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次の日には百樹が目を覚まし、普段の日常が帰ってきつつあった。

百「リュウガー！今日も来たの？暇なんだねー！」

『暇じゃないし！でも、百樹のこと心配やからさ！』

「コラっ!学校サボってまできたら駄目って言っでしょ！」

百樹と話していれば雪が急に入ってきて私のことを叩いた。

ﾊﾞｼｯ

『いったいねん！』

瑠「総長ーここは病院だから静かにー」

蘭「百樹も元気良くなってきてよかった！」

気づけば結局、病室がいつものメンバーでいっぱいになった。

「ドラケンはもうすぐ退院だっけ？」

瑠「明日だった気がするよ。」

蘭「さすが男の子回復が早いね！」

百「ずるーい。百樹も早くバイクに乗りたいー！」

この4人を見ているととても微笑ましい気分になる。

『なら、退院したらツーリング行こや!』

このかけがえのない日々を壊さないようにケジメをつけなければならない。