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21、想い ページ22

「クソッ!!!」


そう言った彼女は涙を流していた。


「もう、枯れたと思ってたのにっ!!!ふざけるな!!」



病室に響く大きな声。



「ごめん、へっぽこ君。これ以上は話せない。」

「分かりました…。」


武道はそう言われると静かに部屋から出て行った


Aがマイキーを好きになったのはちょうど83抗争の前だった。



「Aー!ご飯行こー!」

『ええよー!』


あの頃、私たちはとっても仲が良かった。


ドラケンの恋の悩みを聞いたり、2人の監視をしたりして毎日が平和だった。



だが、ある日。


Aが一人で歩いていた時、半間という男がAのことを襲った。


Aは対処しようとしたものの、睡眠薬を飲まされ太刀打ちできず近くの路地裏に連れて行かれた。


『っ、、痛…』

「おっ!目が覚めた?」

『ってめ!なんのようだ!!』


目が覚めたAは服をはだけさせている途中の半間を蹴り、近づけなかった。

腕は拘束されているため動かない。


「っ!拘束してるのにその強さかよ…ダリィ。」


だが、半間はほかの男2人に両足を拘束させまた服を脱がし始めたのだ。


『やめろや!何すんねん!!やめろぉぉぉぉ!!』


そう抵抗していた時に現れたのがマイキーだった。



「なにしてんの。お前ら。」



半間はここでマイキーと衝突するのを避けるためすぐに居なくなったが、ほかの2人はマイキーにボッコボコにされた。



「大丈夫?A。」

『ありがとう。マイキー。』


その時、頭を撫でられマイキーの服をかけられた時に壊れそうなものに触れるような優しい手つきに惚れたらしい。


その後おんぶされて帰ってきたAはしばらくマイキーのことでぼーっとしてて使い物にならなかったのを覚えてる。


「はやく起きて会おうねマイキーに。」


その言葉は静かに消えていった。

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作者名: | 作成日時:2021年9月24日 20時

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