捨てられ少女はレディース暴走族の総長に【東京卍リベンジャーズ】【佐野万次郎】 (ページ20)

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19、抗争ページ20

今日は愛目會との抗争の日

直前の決起集会がある体育館で行われていた。

全員が集まり終わり、ガヤガヤしている時だった。

急に開く扉、静かになる体育館。

「「「お疲れ様です！総長！！」」」

颯爽と体育館に入ってきたのは特服を着たAと幹部たちであった。

Aが舞台にひょいっとあがる。

『これより!決起集会を行う！』

その声に場の空気が一段と凍りつく。

『今日は愛目會との抗争や。うちらのポリシーはたった一つ！目には目を！歯には歯をや！相手が武器を使うなら躊躇なく使え！！殺されそうになったら相手を殺すつもりでやれ！これは餓鬼の喧嘩やない！完全に再起不能にしろ！五体満足で帰らせんなよ！！』

「「「はいっ！！！」」」

『私らのシマで好き勝手しとる奴らや!躊躇すんなよ！！』

「「「はいっ！！！」」」

夕焼けがA達のバイクを輝かせる。

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

彼女達は相手のアジトにつくとバイクを颯爽と降りて歩いていく。

『たのもー！うちらに喧嘩売ったんや。後悔すんなよ！！！』

百合會35名愛目會75名

明らかに不利な人数のはず。

なのに床に倒れているのはほとんどが愛目會である。

「なんなのよ…こいつら。」

「化け物…」

「助けてっ」

幹部の1人は笑顔で人を殴り、もう1人は見た目と反した強さでどんどんと殴り倒していく。あともう1人は力を使わず人の四肢を折っていく。

ﾊﾞｷｯ‼︎

「あ”！！いだい！！」

瑠「うちの総長が五体満足で帰らすなって言ってたからごめんね。」

百合會と喧嘩すれば五体満足では絶対に帰れない。

そして、立ち上がることもできなくなった相手は

ｳｰ‼︎

ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ!

警察に全員捕まってしまうのだ。

百合會はこの世界での”掃除屋”とも言える存在だ。

その頃には百合會は誰一人としてその場にはいない。