弟なんか要らなかった ２【おそ松さん】

五十八松 ページ12

1週間後


スタバァ赤塚店


「今日からこの店で働く事になった 松野Aくんだ」


『よろしくお願いします』


赤塚店での初日、とりあえず備品の場所を覚える必要があるという理由で１ヶ月程の研修をする事になった。(時給が安くなるから嬉しくない)


『(てか本当に女子ばっかだな……こんなんでやって行けるのか？)』


前の所は男女の割合が5:5だったけど、ここは2:8の割合だ。シフト表を見せてもらえば、殆どが男1人に他全員女という 俺にとっては地獄でしかない


「松野って、確かトッティの苗字も松野だったわよね？」


「確かに！もしかして親戚ですか？」


いや、いきなりあだ名言われても分かんねぇんだけど…ちゃんと名前言わねぇと分かるわけねぇだろ


『あ…えっと…、』


絶対年下であろう女の人にさえ思った事を言うことが出来ない。でも接客の時は何故か普通に話すことが出来るから、俺が女の人が苦手ってことを知っている人は前の店舗でも少ない


『えっと、トッティって……』


「あぁ！トド松くんの事よ」


「六つ子らしいの。前 合コンに誘ったんだけど……ねぇ…」


何故だろう、何が起こったのか想像がつく。トド松は昔から上5人に色々と邪魔されてきてるから、今回もそんな感じだろう

五十九松→←五十七松

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す