穴に落ちた眼帯少女は頭がおかしい【undertale】

sans「第39話、覚醒。」 ページ47

〜貴方side〜



sans「A、逃げるぞ。」



何で逃げるの？逃げられないってわからないの？



sans「…すまない。止められなかった。」



貴方「何が！？何を止められなかったの！？ねえ！！」



取り乱してしまった私には、もう何が何だか全く考えられないのだ。



sans「ライが…あのクソガキの戦いを引き受けた。『オイラとお前さんを連れて逃げろ』とだけ言って走り去ってしまった。本当にすまない。」



私には分かった。いや、分かってしまったのほうが当てはまっているのだろうか。



死のうとしている。私たちを逃げさせるために。



そんなことはさせやしない。私がライを守ってあげなきゃ。



貴方「ちょっと私行ってく…sans「だめだ。」…何で！！」



sans「…これは、あいつから頼まれたことなんだ。お願いだから、頼みぐらい聞いてやれよ…！」



sansは、私の手首をしっかりつかんで、今にも泣きだしそうな目で私に叫んだ。



ドサッと、鈍い音が近くで聞こえた。



嫌な予感がする。急いで見に行ってみると…



chara「あれ？君の力はそんな物なのかい？さっきまでの決意はどこへ行ったの？」



charaが倒れこんでいるライに向かって嘲笑うように言葉を吐き捨てた。



ライ「ぐっ…ふ、ふざけんな…俺ァこんなもんで死ぬようなタチじゃねえよ…」



ライ「俺は、最後まで、守るべき人を、守るだけだッ！！！」



chara「遺言がそんなものか。ばかばかしい。…死ね。」



sans「これ以上はだめだ！！！」



強制的に手を引かれ、もうどうしたらいいのかわかんない



わかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんない！！！！！！



貴方「え…ライ…い、いや、いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！」



＊ 決 意 を 抱 け 。

貴方「第40話、狂気。」→←ライ「第38話、狂いだした運命」

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