穴に落ちた眼帯少女は頭がおかしい【undertale】

chara「第15話…だよっ！」papyrus「可愛いぞ！それと、過去編続きます！」 ページ17

〜貴方side〜



消え入りそうな声で私を呼んだライ。



貴方「何！？今止血してるからね！」



ライ「A…ごめんな？……『バケモノ』…だなんて言って……」



貴方「そんなこと気にするわけ無いじゃん！！！ねえ、死なないで！！」



顔が涙と血でぐちゃぐちゃになりながらライから止めどなく出てくる血を止める。



ライ「……俺の……最後の願い……聞いてくれるか……？」



貴方「願い？聞く！聞く！何！？なんでも聞く！例え一緒に死ねって言うならすぐに死ぬよ！？」



ライ「いいや…そんなこと言わない。……でも…ちょっとA……にとって……は難し…いかも……」



ライ「俺が…死んで……も、いつま…でも笑い……続けてくれ……」



貴方「そんなので良いの？」



ライ「うん……俺は、ずーっと……Aの…こと、見守っ……てるか…ら」



ライの体にはカッターの刃が心臓辺りに深く刺さっている。それでも、優しい笑みを浮かべ、私に話しかけていた。



ごめんなさい。この決断を下せば、私はライを見捨てることになる。



でも、それを彼が望んだのだ。



モタモタしている時間はない。



＊貴方は胸に決意を抱いた。



私は、いままでにない、飛びっきりの笑顔で、



貴方「ライ！」



ライ「？」



貴方「また来世で会おうね！」



ライ「……！！……ああ！」



そう私に笑いかけると、眠るように目を閉じ……動かなくなった。



貴方「あ、あぁ、ああああ、うあああああ！！！」



その時、私は大声を上げて泣き崩れた。



その一時(ひととき)は、ほんの一時間位であった話だったが、私にとっては、永遠に思える時間だった。

貴方「番外編！」→←frisk「第14話Dayo☆」chara「ぶっはwwwwwww」

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