女学徒探検隊、未知との遭遇？ ページ16
レオン「前回のあらすじッ！」シキミ「ﾍﾞﾝﾍﾞﾝ♪」
レオン「オタク少女のトモカが友達と死亡フラグを踏みに行きました。はい、終わり。はー寝よ寝よ」
シキミ「雑の極みーッ！！」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
…はぁ…もう空は綺麗な夕焼け空。腕時計はキッカリ5時半を示している。そんな中、私を含めJK3人トリオは、夕日に背を向けチャリをかっ飛ばしている。その目的地とは…
来花「…見えたッ！」知恵「あれかぁ〜！」
トモカ「うわぁ…」
窓は割れ、鉄骨を剥き出し、錆び付いた巨大な重機がそこここに止まっている巨大な廃墟だ。らいかちゃの言ってた目的地はここだったのかよ…
来花「どぉ？中々の不気味さでしょ。」
トモカ「いや、どうって言われましても…」
知恵「ここ、ちょっと前までショッピングモールができるはずだったんだよ〜。」
トモカ「へぇ…」
2人の話によると、ここは大型ショッピングモールの建設跡地だったらしい。昔、何らかの事故が原因で作業が中断され、重機も建物も手付かずで残っているとのこと。
来花「じゃ…入るわよ。」
トモカ「ちょ、どうやって入るのさこんなん！」
来花「知らないわよ！金網を登るか溶かすしかないじゃない。」
トモカ「いや無理っしょ！」
この工事現場は、網目の細かい鉄格子でぐるっと囲まれていて、指に体の重さを預けるような真似はできない。かと言って壊すことも無理そうだ。
知恵「ねーねーここ空いてるよ〜？」
そう言うと、金網が壊れた箇所を指さした。…ちーちゃん…やっぱ天才だっぺ…
トモカ「じゃ…入ろっか…」
2人「うん…」
ギィィ…と乾いた音を立てて押しのけられた金網をくぐり、廃墟の入口へと足を進めた。あぁ、私達悪い子だよぉ…完全に不法侵入じゃんかよぉ…それに……出そうだし…
ﾌﾞｰﾝ…
来花「きゃあぁ！！」
トモカ「うわわっ！？何？何が出たの！？」
知恵「…ん〜？ただの虫じゃないの〜？」
来花「そ…そそ、そうよね！よく見るとトンボじゃないあれ！」
トンボ…？ホントだ。飛び出した鉄骨の上で涼しい顔をしてとまっている。こんな初夏に珍しいな…
来花「さ、日が出てる間に探索を進めるわよ。」
知恵「いえすさ〜。」
来花「ちー、そこは"サー"じゃなくて『イエス、マム』でしょ！」
知恵「そっか〜。」
こうして、私たちはこの廃墟のさらに奥を進むことにした。
もしかしたら、もう二度と
生きて帰ってこられないかもしれないと言うのに…
続く
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リリス(プロフ) - ルゼラさん» 別にえぇでー (2018年3月3日 11時) (
レス) id: 784ce9f04f (このIDを非表示/違反報告)
ルゼラ(プロフ) - …といっても、ネーミングが若干それっぽいだけで性質は結構違うけどね。紛らわしいことしてごめんなさい… (2018年3月3日 3時) (レス) id: 037a52dd6b (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - やっほ、勘だが私達が登場しとらんか？ (2018年3月3日 1時) (レス) id: 784ce9f04f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルゼラ | 作成日時：2018年1月14日 20時
