episode1 ページ3
アル・スミスとリアン・ディザイアは恋人同士である。
出会った瞬間、2人は人目も憚らず抱き合い、熱い口付けを交わした。顔を合わせてすぐである。一目惚れだとしても早すぎるが、この2人は特殊だった。
何せ前世の記憶があり、前世でも2人は恋人同士だったのだ。
そしてなかなかに辛い別れ方をしていた。
「いつか、いつかまた会えるとは、思ってました」
アルは少し掠れた声で囁くように言った。リアンはくすぐったそうに身を捩り、泣きながら、俺も、と笑う。
その言葉にアルはさらに抱きしめる腕を強くする。
「リアンさん、リアンさん、リアンさん」
「どうした?」
「やっぱり、俺の世界に色をくれるのはあんただ。____もう、二度と離さない…あんたを縛ってでも」
最後に不穏な言葉を呟いたアルだったが、リアンは気にすることなく笑う。むしろ嬉しかった。それだけ自分が愛されているのだと分かるから。
そして縛られるのも、結構気持ちいいしな…と心の中で呟いた。
アルもアルで、リアンが可愛すぎて好きすぎて、今すぐめちゃくちゃにしてやりたいと思っていた。このままホテルに行くか、それともそこの路地裏でやるか…。度々ドSと称されるアルはそんな救いようのないことを考えていた。
お互いのこととなると少し…いやかなり普通ではない思考になってしまう2人だが、要はそれだけお互いのことが好きで好きで仕方がないのだ。
「リアンさん」
「ん?」
いつになく真剣な顔をするアル。
リアンはそんな顔を見上げ、やっぱりこの顔すげー好き、と見惚れる。
「愛してます」
「…俺も」
*****
なんか完結の雰囲気出てますけどここから始まりますからね?
山も落ちも谷もないただただ2人がイチャついてるだけの私得小説が(((
そして安定のスミス。
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作者名:あかり | 作者ホームページ:
作成日時:2019年7月4日 5時