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今日来たのは嶺亜くんの家。
嶺亜くんもそういえばジャニーズだったっけ。
嶺亜くんは高校の仲良かった先輩の先輩で、嶺亜くんが高校に遊びに来てた時に連絡先を交換して仲良くなった。
『嶺亜くんきたよ。』
嶺亜「あ、Aいらっしゃい。
Aの好きなケーキ買っといたよ。」
『え!やったー!』
嶺亜くんはいつもこうやっておもてなししてくれる。
渉も尚大も年下だし、甘えるのは甘えられるけどやっぱり年上だと思いっきり甘えられるからいい。
嶺亜「Aってさ、彼氏とかいる?」
『うーんひみつ』
一瞬いるって言っちゃおうかとも思ったけど嶺亜くんはなんだか真剣な顔だったしもしかしたら告白して来たりなんてあるかもしれない。
浮気はするけど股はかけたくない謎のマイルールがあるから今は嶺亜くんとは付き合えない。
そうなると、嶺亜くんという存在を失うことになる。
嶺亜「はーもう。
こっちは真剣に聞いてんのにさ、Aはそういうとこあるよね」
呆れたように嶺亜くんは言う。
嶺亜くんの気持ちを弄んでいるという罪悪感と、嶺亜くんみたいな女に困らなさそうな男に好かれてるという優越感。
結局、男はやったら冷めるなんて嘘なんじゃないかと思う。
冷めて割り切ってくれた方がこっちは楽なのに。
『でも、嶺亜くんのこと好きだよー』
そう言いながら嶺亜くんに抱きつくと、抱き締め返してくれる。
頭も撫でてくれる。
年下は可愛い。
でも、こういう年上の包容力もいい。
そんなことを考えてると嶺亜くんと目が合って、そのまま吸い込まれるようにお互いどちらからともなくキスをする。
だんだん長くなって、とろけるようなキスになる。
嶺亜「…ベッドいくよ」
もう我慢できなくなった嶺亜くんは私をベッドに押し倒す。
嶺亜くんは今日も顔がいいななんて呑気に思いながら、流れに身を任せた。
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作者名:sina | 作成日時:2022年7月11日 2時