次に来たのは…？ ページ12
「ワキヤくん、良かったよ〜」
「このわいが演技をしてやったんやから、当たり前やろ」
褒められて絵に描いたようなドヤ顔のワキヤ。
「Aさんは、ごめんねー。」
「え？」
急に謝られて、わけがわからない。
「ほら、ゴム切っちゃったから…さ？」
桃谷監督の手には手裏剣…。
「A、この監督やばいやつなんとちゃうか！？」
本人に聞こえない声で私に耳打ちする。
「ま、まさか…でも、すごい無茶振りをしてくるって噂はあるけど…」
私も同じくらい小さな声で返す。
「ん？どうかした？」
不思議そうな顔をして来る桃谷監督。
「いや、監督って手裏剣うまいですね〜」
(まだ手裏剣持ってるだけだし、勘違いかもしれないし…)
試すような質問をしてみる。
「まぁ、忍者に教えてもらってたからね」
「「……」」
私とワキヤは言葉を失う。
そこに、
「オーディション会場はここでいいんだよな？」
「「ダイナ！」」
「ん？Aにワキヤか、久しぶりだな。ワキヤは…イメチェンか？」
ワキヤは髪をほどいていたことを思い出す。
「ちゃうがな。こいつに貸したっとるんや」
「そうそう！」
私も思い出して髪をほどいて、ゴムを返す。
「A、困らへんか？」
受け取りつつも、私の心配をしてくれるワキヤ。
「大丈夫！確か、予備のゴムがあったはず…」
私は持って来ていたバッグを漁る。
「あった！」
「ちょっと待って！」
髪を縛ろうとする私を桃谷監督は止める。
「一度、髪型変えやってみようか。俺、ヘアアーティストもやったことあるんだ」
「はい！」
用意していあったパイプ椅子に座って、縛ってもらう。
「取り敢えず、俺が考えた髪型にするね」
桃谷監督が私の髪を縛っていく。
後ろでダイナとワキヤの声がする。
「なあ、ワキヤ。この人が手紙の送り主か？」
「そうや。監督の…」
「桃谷歌恋だよ。」
監督が2人の会話に口を挟む。
「髪を縛りながらでごめんね、ダイナくん。…よし、出来たよ」
「ありがとうございます！」
(どんな髪型なのか鏡がないからわからないや…)
「おぉ！A、似合っとるなぁ〜」
「あぁ、似合ってるぞA」
2人からは好評。
「はい、鏡。」
監督から鏡を受け取って見てみる。
横から流す感じで三つ編みをしてある。
「わぁ〜！なんかエルサみたい！」
「よし！この流れで行ってみようか！」
「「はい！」」
追伸
毎度毎度、下手な関西弁ごめんなさい！
終わり←王子役：ワキヤ
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ゆい(о´∀`о) - 瀬央さん» 最高なんて言われるなんて！嬉しいです！応援ありがとうございます！ (2018年10月20日 0時) (
レス) id: a29e17b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - わー素敵！シュウ様最高でした！応援してます！ (2018年10月19日 20時) (レス) id: 8900a37839 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(о´∀`о) - 瀬央さん» ありがとうございます！頑張りますね！！ (2018年10月18日 22時) (レス) id: a29e17b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - あ、一番右のお星様、押させていただきましたよ♪ (2018年10月18日 22時) (レス) id: 7188a9c310 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - シュウ様はやく見たい♪ 更新頑張ってくださいね！ (2018年10月18日 22時) (レス) id: 7188a9c310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい(о´∀`о) | 作成日時：2018年10月8日 7時
