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有村は教室での大人しそうなイメージとは異なり、よく話すしよく笑うやつだった
おかげで初めてにも関わらず、今日の帰り道で会話が途切れることはなかった
神田と2人で帰った初日とは大違いだ
今こそ意識しなくとも会話が続くようになったが、最初はお互いに何を話せばいいのかわからず、無言のまま終わってしまった
次の日からは前日の反省を生かして、俺から積極的に色々質問するようにした
そうすると神田も自分の話をたくさんしてくれるようになって、新しい神田を発見できるその時間が俺は好きだった
味わったことのない高揚感に、もう後戻りできないところまできていることはわかっていた
それでももっと彼を知りたくて、しつこいくらいなんでも聞いた
「あ、ねこ」
家の前で、一匹の白い猫がこちらをじっと見つめている。飼われてるわけでもないくせに、我が物顔で佇む姿が妙に様になっていた
暗闇に光るその綺麗な毛並みが、野良猫ではないような気がした。家出だろうか、飼い主も大変だな
「おら、とっとと帰れ。お前ん家じゃねぇぞ」
そう言うと、白猫はその上品な顔に似合わない甘えた声で「にゃぁ」と鳴いた
「生意気にもギャップ萌え狙いかよ」
いつもは動物と会話なんてファンシーな趣味はないのに、なんだか今は俺の言葉を何も言わずに受け止めてくれる存在が欲しかった
近づいて頭を撫でようとすると、そいつは俺の脇をするりと抜けて塀に飛び乗りそのまま暗闇の中に消えていった
猫の逃げていった方向を呆然と見つめていると、ガラリと玄関の扉が開いた
「俺、もしかして弄ばれた？」
「え、なに！？また二股された！？」
背後から聞こえた兄貴の嬉々とした声が、余計に俺の心を抉った
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山桜桃(プロフ) - 完結おめです！読み終わりましたーこれから他のBL作品巡回してきます┌(┌＾o＾)┐ﾎﾓｫ、、、() (2020年4月28日 6時) (
レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
山桜桃(プロフ) - ご、、ごめんなさい！下の人がコメントしたので通知が来て「暇だから読んでみっか」と思って読み始めたら、、エグいです、、、可愛すぎて無理、、、「萌えます」の一言で終わらしちゃダメなやつ！！！！あっ私、下のカラ松ガールです。本当に読む手が止まりません！ (2020年4月28日 5時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 萌えますねぇ。ちょっと逝って来ます、どこに？それ聞きます？？ (2020年4月28日 2時) (レス) id: cfb86d3e94 (このIDを非表示/違反報告)
なんじゃらほいほい(プロフ) - カラ松ガールさん» まじですか……嬉しい (2019年12月1日 4時) (レス) id: 8999d0f4f9 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール(プロフ) - 萌えます (2019年11月28日 0時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんじゃらほいほい | 作成日時：2018年4月5日 11時
