【ＢＬ】学校一のイケメンは、実はツンデレで、俺のことが好きらしい

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「言い訳があるなら聞いてやるぞ、高野」


「いや、あの……あれは部活をサボっていたとかではなくですね……」


「ほう……他の生徒と公共の場でイチャイチャ抱き合うのが部活より大事だと、そう言いたいのか？」


「いや、決してそういうわけでは……」



今俺の目の前には、それはもう般若にも勝るとも劣らない鬼の形相で、回転椅子に座る我らが女監督、大和友理先生の姿がある



彼女が長い脚を組み直す度に、タイトのスカートから覗くムチムチの太ももが色香を放つ



見た目は美人なのに未だ独身なのは、漢気がありすぎて逆に男の方が引け目を感じてしまうからだと本人や周りは豪語しているが、俺はそれ以外にも理由があると思っている



「やる気がないならやめてもらって結構だ。レギュラーの枠が空いて、全体の士気も上がるしな」



そう言って大和先生はパソコンに向き直ると、もう用は済んだと言わんばかりに仕事を再開し始めた



このまま引き下がる訳にもいかず、俺は彼女に頭を下げ、「すいませんでした」と言葉を続ける



「無責任な行動をとりました、すいません。


でもやる気はあります。続けさせてください」



俺の言葉に、先生はハァとため息をつくと、もう一度此方に向きを変え、「頭は下げるな」と先程までより幾らか温度のある声で言った



「……部活には参加しろ、しかしボールは触るな。お前の仕事は1週間、チームのみんなのドリンク作りとゼッケンの洗濯だ。いいな？」


「……はい」



要はマネージャーと一緒に仕事をしろということか



あいつらのドリンク作りなんて考えただけでゾッとするが、1週間の辛抱だと渋々頷いた

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