【鬼滅の刃】不死川家の長女です。【キメツ学園】Part2

85話 ＊リクエストPart5 ページ36

sideA

今日はみんなで買い物です。

普通のスーパーじゃなくて、ショッピングモールです。

あとモール内の映画館で映画を見る予定です。

実弥｢A、行くぞォ。｣

A『はーい！』


玄弥｢ダメ。｣

何が。

玄弥｢知らない人に連れてかれちゃう……｣

高校生にもなって？

実弥｢玄弥が守ってれば良いだろがァ。｣

玄弥は兄の言葉をそのまま受け取ったみたいで

玄弥｢わかった！｣

素直に従いました。


玄弥｢あ！姉ちゃんコレ！コレ見たいの！｣

A『はいはい。』

実弥｢生徒手帳出しとけェ。｣

玄弥｢あ。｣

実弥｢俺、朝に生徒手帳は必ず持参するようにって言ったろうがァ。｣

あらあら。

A『全くもう。玄弥はおっちょこちょいですもんね〜。』

玄弥の分を鞄に入れて置いて正解でした。

実弥｢玄弥を甘やかし過ぎだ。｣

玄弥｢姉ちゃぁ！ありがとう！｣

A『ふふ。』


ホラー映画みたいです。

実弥｢おら、前行け。｣

はいはい。

玄弥｢姉ちゃんの隣じゃなきゃヤダ。｣

A『静かにしなさい。』

玄弥の手を引いて座らせます。

玄弥｢姉ちゃぁ……｣

A『はいはい。』

隣に座ります。

実弥｢ん。｣

ポップコーンの味で喧嘩しましたけど。


玄弥｢キャラメルは甘すぎてヤダ！｣

A『塩は苦手なんです。』

実弥｢ハーフで。｣


始まるみたいです。

映画館の音って大きくて最初ビックリしますよね。

玄弥(ビクってした。)

実弥(ビクってした。)


日本のホラーより海外の方が好きです。

なんか怖さのジャンル違うというか…


A『ふぅ。』

玄弥｢姉ちゃん、今日一緒に寝よ。｣

あらあら。

玄弥｢べ、別に怖くなかったけど…姉ちゃんが怖がってるかなって思って…｣

あらあら。

実弥｢ほら、駄弁るのは歩きながらでも出来るだろ。｣


玄弥｢ちょっとトイレ行きたい。｣

A『じゃあ、そこで待ってますね。』

実弥｢荷物持ってろ。｣

はーい。


｢でさ〜、待った。あの子めっちゃ可愛い。｣

｢狙っちゃう？｣

｢行くしかないな！｣


｢オネーサーン｣

ん？

同い年より少し上くらいの……大学生でしょうか…

無視無視。

このような人には無視が1番です。

あ。兄さん。

荷物を持って、駆け寄ります。

実弥｢？｣

A『気にしないでください。』

｢オネーサーン、そんなガラ悪い奴より｣

A『人をよくもまあ初対面で悪く言えますねぇ。』

彼等は一瞬にして顔を青くして去っていました。

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