検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:63,810 hit

82話 ホワイトデー編Part3 ページ33

sideA

A『あーん。』

1口ちょうだいと言われたので食べさせてます。

実弥「甘やかすのも大概にしろよ。」

えぇ…

A『条件反射です。』

弟妹が可愛いからいけないんです。

兄さんのケータイの着信が流れます。

A『兄さん、公共の場ではマナーモードですよ。』

実弥「悪かったな。するの忘れてたわ。」

玄弥「誰ー?」

実弥「おふくろ。」

あら、母さんから?

実弥「今出かけてる。」

何か用事あったかな…

A『玄弥、お口拭きましょうね。』

ナプキンを手に持ち、玄弥の口周り拭いてたら

後ろからチョップされました。

A『痛!』

玄弥「ね、姉ちゃん、大丈夫?」

実弥「ほら、おふくろから。」

私?

A『はいもしもし。お電話かわりましたけれど。』

こと【姉ちゃん!うちに来て!】

母さんだと思ったら弟でした。

A『あらあら。兄さんに聞かないと…』

ふと目を向けると

実弥「姉ちゃんに甘えてんじゃねェ!」

玄弥「姉ちゃん!兄ちゃんが!」

A『玄弥、声が大きい。』

頭を撫でると、

玄弥「だって兄ちゃんがぁ…」

A『良い子良い子。』

あ、こと!

A『兄さん、ことが来てって』

実弥「ふーん。」

ニヤニヤしてます…

A『良いですか?』

実弥「良いぜ。」

やったぁ。

A『こと、今日の夕方くらいに行きますねー。』

こと【本当!?母ちゃん!姉ちゃん来るんだって!】

【良かったわねー。】

貞子【お姉ちゃん来るの!?】

わいわいきゃっきゃっしてて可愛いですね。

一方、私の目の前に不機嫌そうな弟。

A『怒ってるんですかー?』

玄弥「怒ってないもん。」

怒ってるでしょ…

兄さんはケータイを取って

実弥「じゃあな。後で。」

切りました。

実弥「会計してくる。外で待ってろ。」

はーい。

A『忘れ物なーい?』

玄弥「ない。」

また不機嫌になりました。

実弥(玄弥は1日姉ちゃん独占したかったんだろうな。)

お店の外で待ってます。

A『不機嫌な玄弥君は嫌ですね。』

玄弥「…!?やだ……嫌いならないでぇ…」

抱きついて泣いてしまいました。

実弥「何してんだ。」

A『急に泣き出してしまって…』

ひょいっと玄弥を持ち上げて

実弥「泣き虫は姉ちゃんを守れねぇぞォ。」

玄弥「…姉ちゃんが俺の事嫌いって……」

言ってないです…

実弥「んなわけあるかァ。」

その後、兄から言い方とタイミングに問題あると叱られました。

83話 ホワイトデー編Part4→←81話 ホワイトデー編Part2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
195人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

小夜子@元ペテン師(プロフ) - かりんさん» ただいまリクエストの内容を考えながらリアル(現実)が少々忙しかったので……そのようなコメントを残して下さりありがとうございます。落ち着きましたら再開致します。 (2020年7月29日 12時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 更新停止...また更新してくれますか??というかして欲しいです! (2020年7月27日 16時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - らかさん» 了解です…! (2020年5月27日 21時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
らか - ペテン師さんの好きにしていいですよ (2020年5月18日 8時) (レス) id: 0bcd5ff2c1 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - らかさん» リクエストありがとうございます!記憶ありですかなしですか? (2020年5月8日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ペテン師 | 作成日時:2020年2月12日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。