鬼舞辻の子供を身篭ったと思ったら義勇さんの子供でした

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炭治朗side

「雪ノ呼吸壱の型


風花(かざばな)」


まるで晴れた空に雪が風に飛ばされたかのように舞っていた


鬼のほうを見ると何とかよけたようで肩に大きな傷が残っていた



猗「俺は女に興味はないんだが」

猗窩座は少しイラついたような顔をしていた
「あらあら、そうなんですか」
ニコニコしながら興味なさそうに受け流すAさん


煉「氷雪少女！」

煉獄さんが物凄く驚いた声を上げたが傷のせいかつらそうに見える


「煉獄さん、お久しぶりです
怪我がすごいですね...ここは私に任せてください時間稼ぎます」


煉「だが！」
そう言って再び刀を持ち直した煉獄さんを大丈夫ですからとでもう言うように
笑顔で制していた

「刀お借りしますね」
煉獄さんから刀を借りて短刀を置く

炭「Aさん俺も！」


「大丈夫ですよ
みなさんのことは絶対に死なせません」


Aさんが着ていた雪の結晶の描かれている少し大きそうな羽織が
風で一瞬広がる


俺よりも小さな背中がとても大きく見える


「(一撃で決めないと)雪ノ呼吸 漆の型」

猗「術式展開」


「紅雪(べにゆき)」


土煙であたりが見えない


Aさんのお腹に猗窩座の拳が貫通していた


猗「闘気はすごかったが弱いな」

口から血を流しながらAさんは口角を上げた


「浅はかですね
雪の呼吸 捌ノ型


凍雪(いてゆき)」


そういうと勢いよく刀を猗窩座の腹に刺した


猗「頸でなければ死なないな」


しかし次の瞬間猗窩座の腹が凍り腕までもが凍っていく


斬らなければ！！
鬼の頸を...早く！！


炭「伊之助動けーっ！！！
煉獄さんのために動けーっ！！！」


しかし猗窩座は刀を無理やりおり森に駆け込んでいく



炭「逃げるな卑怯者！！
逃げるなァ！！！

いつだって鬼殺隊はお前らに有利な闇の中で戦っているんだ！！

生身の人間がだ！！

逃げるな馬鹿野郎馬！！鹿野郎！！卑怯者！！


お前なんかより煉獄さんやAさんのほうが凄いんだ！！
強いんだ！！二人は負けてない！！誰も死なせなかった！！
戦い抜いた！！守り抜いた！！

お前の負けだ！！二人の勝ちだ！！」


「炭治朗君そんなに叫ばないで
お腹の傷が開いてしまいますよ。お願いがあります
少し離れた木の近くに玲が寝ています。
あの子を家に五体満足で帰らしてくださいお願いします。
それで私が勝ったことになりますから」

そう言ってAさんの体が倒れた

炭「Aさｎ玲「お母さん！」

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