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7.お客さん ページ8

NoSide

「………じ、…………るじ………主!」








ガバリと起き上がると、主は大層驚いた。






布団の上に、鶴丸が座っていたからだ。







『………うわ、ビックリしたぁ。





どうしたの?鶴太郎。』





鶴「……俺は鶴丸だ、主。」







鶴丸は、膝丸の気持ちが分かったと少し楽しそうだ。








鶴「君、3日も眠っていたんだぞ?」









『…へぇ。3日かぁ。



随分眠ったようだね。少しは心配した?




アヒル丸。』





鶴「だんだんワザとに思えてきた。




俺は鶴丸だぞ、主。





………あと、少しどころじゃなく心配した。」






『……へぇ、以外だなぁ鶴丸。



それは有り難う。僕貧血でさ。』






ふふっと笑う主は、随分嬉しそうだ。





『………うーん、お腹空いたなぁ。




鶴丸、何かないの?』





鶴「俺は何でも屋じゃないぜ、主。」







鶴丸はまた呆れつつ、楽しそうに笑う。









鶴「…!……そうだ、君に客が来ているぞ。」







鶴丸はニカッと笑うが、主は首をかしげた。









『…きゃくさん?きゃくさんが来てるの?




いや。そんな名前の人、このご時世居るんだね。





気になって仕方がないよ。』






ふふっと呑気に笑いながら、主はお見舞いに短刀が置いていった葡萄をパクッと口に入れた。





おや、この葡萄は美味しいねぇ。と言う姿は、先程の真剣な顔が嘘のように思えてくる。







鶴「………ふっ!はははは!








ふっ……本当に飽きないなぁ!





ははははは!!!」




『…………え?どうしたの鶴丸。




そんなに面白いことがあったの?』







主のキョトンとした顔に、鶴丸は益々腹を抱えて笑う。







「ちょっと鶴さん!!まだぁ!!?」







襖がドンドンと叩かれ、鶴丸は「壊れる」と慌てて襖を開く。









「……おはよう。“主”。」





ヒョコと顔をだした二振に、主は葡萄を口に含みながら見た。








赤い綺麗な見た目の男の人と、青の優しい顔をした男の人。





「……鶴丸、三人にしてくれない?









主と三人で、話したいんだ。」

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設定タグ:刀剣乱舞 , 男主 , ブラック本丸   
作品ジャンル:ギャグ
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せんら(プロフ) - えれんさん» 有り難うございます!こんな凡ミスありますかね……(´¨`)ショック…。早急に直させていただきます!有り難うございます! (2019年9月9日 7時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
えれん(プロフ) - いきなりすみません。燭台切光忠の台詞の前の燭が間違ってましたよ。お話、とても好きです!更新楽しみにしてます! (2019年9月9日 0時) (レス) id: 6299e122f8 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - せんらさん» はい、頑張りましょう!(´∇`) (2019年9月8日 8時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - うわばみさん» うわばみさんッ!!見てくれたんですね!有り難うございます!!これからも頑張りますので、お互い頑張りましょう!(*´∀`*) (2019年9月8日 6時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - 続きがとても気になります。これからも頑張って下さい。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せんら | 作成日時:2019年7月27日 21時

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