17.一兄の腹の音。 ページ19
Noside
『うーん、君たちはお兄さん好き？』
主の突拍子もない言葉に、短刀たちは少し考えた後すぐ笑った。
「「一兄大好きです！！」」
その言葉に、主と通りすがりの刀たちは微笑んだ。
三日月は、隣にいつのまにか座った鶯丸と笑いあう。
『うん。じゃあこの雷を一兄のお腹の音だと思えばよいのさ。
それなら怖くないでしょ？』
主の言葉に、短刀たちは目を見開いた。
三日月も鶯丸も、もっていた茶碗を落としそうになった。
その言葉を嗅ぎ付けたのか、一期一振が飛んできた。
一「主殿！！どういうことですか！？？
私はそのようなお腹の音をしておりませぬ！」
『えぇ？別に良いじゃない。
ほら、また水色くんのお腹がなった。』
一「主殿ぉおおおおおぉお！！！」
ガクガクと主を揺らす一期に、主はケラケラと笑う。
『そんなに嬉しかったのかい？
僕はもうそれにしか聞こえなかくなってきたよ。』
主の天然っぷりに、主の膝の上にいる短刀たちも後ろにいた短刀も、すっかり雷のことは忘れ、一兄を哀れみの目で見つめた。
流石我が主だ。皆がもう雷をわすれておる。
三日月は笑い、鶯丸と長谷部はその光景に溜め息をついた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 364人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
せんら(プロフ) - えれんさん» 有り難うございます！こんな凡ミスありますかね……(´¨`)ｼｮｯｸ…。早急に直させていただきます！有り難うございます！ (2019年9月9日 7時) (
レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
えれん(プロフ) - いきなりすみません。燭台切光忠の台詞の前の燭が間違ってましたよ。お話、とても好きです！更新楽しみにしてます！ (2019年9月9日 0時) (レス) id: 6299e122f8 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - せんらさん» はい、頑張りましょう！(´∇｀) (2019年9月8日 8時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - うわばみさん» うわばみさんｯ！！見てくれたんですね！有り難うございます！！これからも頑張りますので、お互い頑張りましょう！(*´∀`*) (2019年9月8日 6時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - 続きがとても気になります。これからも頑張って下さい。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せんら | 作成日時：2019年7月27日 21時
