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16.手を討とうかな。 ページ18

Noside







青い空を、分厚い雲が覆い被さるように侵略していく。









やがて、雷がなり始めた。









『………おやおや。雷だって。』





外を眺めながら、隣でお茶を飲んでいた三日月に問う。





三「そうだな、主。



雷なんて久しぶりだなぁ。」








呑気に茶をすする二人に、後ろで書類を書いていた長谷部は怪訝な瞳で見つめた。








長「主。仕事してくださいよ。」







少し心配そうに言う長谷部に、主はあぁと思い出したような声を出す。








『長谷部がやってるやつで最後だよ?』






長「え!??」






長谷部は手元の書類を確認し、感激の声をあげた。







長「流石我が主!!この長谷部、一生仕える所存で…「主君ーー!!」」







長谷部の感激に震える声は、短刀たちの声でかきけされた。






前「主君、雷怖いです!!」



平「あ、主君。お茶おかわりいりますか?」







ギュウと主の腕を掴む二人に、主は相当癒されたようだ。






『雷、怖いのかい?』







主は茶碗をおき、二人を膝の上に乗せた。






『…………うん、これで怖くないかな。』








主の能天気さと天然さに、二人は悶え苦しんだ。






ただ、三日月と長谷部はそれを羨ましそうに見つめる。









そこに、クンクンと主の裾を引っ張る者が居た。







五「あ……主さん。怖いです。」









ギュウッと主の背中に顔を埋める五虎退に、流石の主も真剣な顔つきで空を見上げた。







『…………何か手をうとうかな。』







三日月は茶をすすりながら、主をちらりと見つめた。









何か変な行動をしないと良いのだが。









三日月の願いは、あっけなく壊される。

17.一兄の腹の音。→←15.主の発作。



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設定タグ:刀剣乱舞 , 男主 , ブラック本丸   
作品ジャンル:ギャグ
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せんら(プロフ) - えれんさん» 有り難うございます!こんな凡ミスありますかね……(´¨`)ショック…。早急に直させていただきます!有り難うございます! (2019年9月9日 7時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
えれん(プロフ) - いきなりすみません。燭台切光忠の台詞の前の燭が間違ってましたよ。お話、とても好きです!更新楽しみにしてます! (2019年9月9日 0時) (レス) id: 6299e122f8 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - せんらさん» はい、頑張りましょう!(´∇`) (2019年9月8日 8時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - うわばみさん» うわばみさんッ!!見てくれたんですね!有り難うございます!!これからも頑張りますので、お互い頑張りましょう!(*´∀`*) (2019年9月8日 6時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - 続きがとても気になります。これからも頑張って下さい。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せんら | 作成日時:2019年7月27日 21時

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