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風呂から出たら焦凍に光の速さにて抱きつかれましたこちらAです。
「…………匂い、まだ少し残ってる」
『あーー……その内消えるから安心しろって』
「……誰と会ってたんだ」
『素性は分かんねえけど…燈矢の友達だってさ』
焦凍、荼毘の匂い嫌いなのかな。
それとも…荼毘は燈矢に似てる所あるから、本能的に少し思う所があるのかも。
燈矢は焦凍が産まれてからおかしくなったし、父さんも燈矢を見なくなったからこそ焦凍を恨んでた。
(……一度暴走して殺しかけた時もあるし、な)
うーん、と眉間に皺を寄せながら燈矢につけられた火傷を指でなぞってみる。
………少し、荼毘を思い出した。
「……兄さん」
『ん、どうした焦凍？』
「世間は俺達の事をどう認識していると思う？」
不意にぎゅっ、と強く焦凍に抱き締められた。それに加えて肩に顔を埋めてくる。いつも以上に甘えただ。
『…………何か学校で言われたか？』
「"No.2の父親を持つ優秀な御子息"……"素晴らしい称号を持つ父親"…"父親と同じ素晴らしい個性"」
『……あ、』
焦凍は、父さんが嫌いだ。
だからこそ「素敵な父親を持ってるね」という言葉は地雷であり話題を出すだけでも不機嫌になる。
「何が素晴らしい父親、だよ。あんなモン毒親以外の何者でもないだろ？しかも何も知らねえ連中が個性が同じだとかのうのうとほざきやがって…！」
『……焦凍、一回落ち着け』
「っ兄さんと似てるのは嬉しい…けど、俺は兄さんと違って炎の形は変えられねえし……だからどちらかと言えばアイツと同じで…」
『あーホラホラ、お兄ちゃんを見ろ焦凍』
焦凍の両頬に手を這わせてグイッ、と近付ける。
………一ヶ月に一回くらい、来るんだよなぁ…焦凍のこの甘えた期。結構大変なんだよ、可愛いけど。
甘えた期になると必要以上にくっついてくる。自分を追い詰めて辛くなって、それを癒しに俺の所にやってくるのである。
(まあ只でさえ親がプロヒーロー…しかもNo.2となるとプレッシャーすげぇかァ)
『はい、焦凍の前には誰が居ますか』
「…カッコよくて可愛くて強くて優しくて涙脆いけど芯はしっかりしてて最後はビシッと決める最近彼女が欲しくなってきたNo.6ヒーローで俺だけの兄さん」
『…かなり盛り過ぎだけど今はそれでいいや……』
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うえ - すうううううう...荼毘との絡み最高っす..しんだ...かわいい.. (2月4日 16時) (
レス) @page23 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
うん(プロフ) - はあーーーー続編も神とか何者ですか？あ、神ですね。 (2022年11月6日 20時) (レス) id: 7a99e6e95b (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 爽さん» 私も愛してます！！ええ！！続篇でも頑張ります……！続篇ではキャラ沢山出ますからね……w奇声が2倍になられる位良い物語を書けるよう頑張りますねw有難う御座いますw (2021年11月29日 15時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
爽(プロフ) - ねぇえ!!ねぇえ!!本当に愛してますもう!(唐突な告白)続編おめでとうございます!!一生付いてきます。これからも奇声、奇行、吐血、元気にやって行こうと思います!! (2021年11月29日 1時) (レス) @page50 id: 23f7552425 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - ラーメンさん» はい！次はとうとう続編です！！楽しみっすね……雄英のお話頑張りますw！ (2021年11月28日 20時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2021年9月21日 22時
