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背中を慈しむかの様に撫でる荼毘の手つきになんだかぞくぞくして、仰け反ってしまう。
『ちょ、ぃ、一旦待たねぇか？！荼毘まず深呼吸しようか！』
「あぁ？兄弟の距離感なんてこんなモンだろ」
『そ、そう、だけど……え、そうなの？』
一瞬納得しそうになる。荼毘は兄弟みたいに俺に親しい気持ちで抱きしめてるんじゃないかって。
けど納得しそうになった瞬間。
荼毘はふぅ、と耳に息をふきかけてきた。
『＿＿＿＿っ！！？』
生暖かいんだか冷たいんだか分からない息が耳の奥まで入り込んできて、擽ったい。
それに思わず荼毘の服を握りしめてしまった。
(……っやっぱ無理…！！)
『さっ、流石にこれは…兄弟の距離感じゃあ…ない、だろ…』
「だとしても俺は弟みたいなんだろ？大丈夫なんじゃねぇの？」
『確かに弟みてぇとは言ったけどっここまでされたら話が違ぇっつーか……！』
うん。駄目だこれ以上は流石に駄目だ。何がダメかって言うと主に俺の心臓が駄目だ。
『とりあえず離れ……っ、』
「あ？」
…え？ちょっと待て全くコイツの腕離れねぇんだが？俺仮にもプロヒーローよ？ビクともしないとかそんな事ある？？
『…………えっとぉ…レスリングの御方で？』
「違ぇわ。アンタより俺の方が身長も上背もあるし、俺は個性上…体鍛えてたんでねえ」
『アッ……そう…』
そうなんだぁ……いやでも問題は解決してなくね？？
『いやあの、離して欲しいなぁなんて…』
「あー……次は何しようと思ってたんだっけなァ…」
『話聞いてます？』
「そうだ、キスだっけか？でもそこまで言ったら飛ばし過ぎになるか…」
『ぁ、あのぉ……？』
荼毘はブツブツ何かを呟いている。ハッキリ言って何考えてんのか分からないんだが。
てか何これ？からかわれてんのか？？燈矢はこの子にどういう話をしたんだよ？それともこれアドラとして抱き締められてんの？
ぐるぐると思考を巡らせていると、不意にマフラーを剥ぎ取られた。寒い空気が首筋に直に触れる。
あ、寒い………………
『…………っじゃねぇよ！？何で外してっ……ちょ、返してくんね！？』
「邪魔だったから取ったに決まってんだろ。あと自分から取ったんだから大人しく返す訳もねェ」
『それはそうだけど！！』
てか何邪魔って？なんで？
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うえ - すうううううう...荼毘との絡み最高っす..しんだ...かわいい.. (2月4日 16時) (
レス) @page23 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
うん(プロフ) - はあーーーー続編も神とか何者ですか？あ、神ですね。 (2022年11月6日 20時) (レス) id: 7a99e6e95b (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 爽さん» 私も愛してます！！ええ！！続篇でも頑張ります……！続篇ではキャラ沢山出ますからね……w奇声が2倍になられる位良い物語を書けるよう頑張りますねw有難う御座いますw (2021年11月29日 15時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
爽(プロフ) - ねぇえ!!ねぇえ!!本当に愛してますもう!(唐突な告白)続編おめでとうございます!!一生付いてきます。これからも奇声、奇行、吐血、元気にやって行こうと思います!! (2021年11月29日 1時) (レス) @page50 id: 23f7552425 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - ラーメンさん» はい！次はとうとう続編です！！楽しみっすね……雄英のお話頑張りますw！ (2021年11月28日 20時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2021年9月21日 22時
