ヒーロー界の聖人君子

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やあやあ皆。



前回の事で分かっているとは思うが。









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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ガラガラ……ッ、









『……た、ただい、』






＿＿＿＿＿「なあ、兄さん」






『っっひょ！？！？』





「今、何時だと思う？」








朝帰りなんだ！！！！！！！！









『ろ、くじ…六時です……』



「…へぇ、分かってるなら話は早いな。なぁ、兄さん。何で朝帰りなんてしたんだ？？」



『え……あ…いや……その…………』






あの後ホークスに平謝りして、ホークスの家のシャワーと服を借り、また平謝りして帰ってきた。


服はちゃんと洗って返すから！って言ったし何なら土下座した。ホークスは「別にいいのに」っつって笑ってたけど。





まあ、何が言いたいのかというと。






「……朝帰りはしないでくれって頼んだよな」






焦凍は死ぬ程俺が朝帰りするのを嫌ってるって事だ。

いや、な？任務とかで仕方なくー、とかだったら普通にオッケーしてくれたけどな？何なら応援してくれたぞ？




だがしかしっ！！






「その服、誰のだ」



『あ、あー……仕事仲間…』



「…………いつもの兄さんと違う匂いがする」



『お前は犬かて』






焦凍は俺がなぜ朝帰りなのか分かるらしい。まあ任務の時に朝帰りするなら家族にちゃんと伝えるしなー…


今回は何も伝えず朝帰りしちまったし。冬美とかは急遽仕事が入ったくらいに思ってるだろうけど。






「兄さんが居ない家なんて嫌だ」



『分かったって、分かったから頭を押し付けるな焦凍、擽ったいぞ、おーーい聞いてるぅぅ？』






まあ案の定拗ねた焦凍は俺に抱きついてグリグリ頭を押し付けてきてるとこなんですよねー。





(焦凍もブラコンに育ったなー……はは…まあでも焦凍もまだ中二だから兄さんが誰かに取られんの寂しいのかもな……可愛いかよ)





まあ反抗期が来てもおかしくないんだけどな！？ずっとこの調子で反抗期のはの字もない……






「…………すぐその服脱いでくれないか」



『あーハイハイ、シャワー浴びたら脱ぐから』



「今すぐだ兄さん。今すぐ」



『焦凍ォ、圧がすごいんだが』






とりあえず焦凍の圧が凄かった。



ウチの末っ子は何時までも俺限定でブラコンの様である。可愛いけど。









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