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7・2 ページ10
退屈で、さっきの日記を解読しようと本を開く。
すると小さな栞のような紙が羽に宙を舞う。
小さな紙には『チェリーは嘘つき』と僕の母国の字で書いてある。
「チェリー……」
人の名前だろうか、それとも食べ物の方なのか。
それより、その小さな紙が挟まっていた場所は日本語の下に僕の母国の言葉が書いてある。
『4月2日
今日は僕の誕生日、兄さんたちが祝ってくれた。
でも二人は今日も喧嘩をしていた。いつか二人には仲直りしてほしい。』
兄と書いてあるのから見ると、日記を書いた人はこの家の弟だろうか。
弟らしき人なんて見なかったけど、何処かにいるのだろうか。
何ページか飛ばして、最後のページを読むと。
『背後には注意だよ』
そう書いてある。どこかで見たことあるような内容。
ここで後ろを向いても、向かなくても、後ろから何か怖いものが襲ってくるというもの。
ホラー系の本でよく見た事がある。でも僕の背後には何もいない。
所詮はそんなもの。現実に現れるわけがない。
そう思い、本を本棚に戻す。
他にすることもなく、ベットに横になって眠った。
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