検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:28,064 hit

7・2 ページ10

退屈で、さっきの日記を解読しようと本を開く。

すると小さな栞のような紙が羽に宙を舞う。
小さな紙には『チェリーは嘘つき』と僕の母国の字で書いてある。


「チェリー……」


人の名前だろうか、それとも食べ物の方なのか。


それより、その小さな紙が挟まっていた場所は日本語の下に僕の母国の言葉が書いてある。


『4月2日

今日は僕の誕生日、兄さんたちが祝ってくれた。

でも二人は今日も喧嘩をしていた。いつか二人には仲直りしてほしい。』


兄と書いてあるのから見ると、日記を書いた人はこの家の弟だろうか。

弟らしき人なんて見なかったけど、何処かにいるのだろうか。


何ページか飛ばして、最後のページを読むと。


『背後には注意だよ』


そう書いてある。どこかで見たことあるような内容。

ここで後ろを向いても、向かなくても、後ろから何か怖いものが襲ってくるというもの。


ホラー系の本でよく見た事がある。でも僕の背後には何もいない。
所詮はそんなもの。現実に現れるわけがない。


そう思い、本を本棚に戻す。


他にすることもなく、ベットに横になって眠った。

8→←7・1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
43人がお気に入り
設定タグ:BL , オリジナル , 男主 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:隣人 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年11月19日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。