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奇妙な双子 ページ19

You side

エ「なぁ〜許してくれって」

貴『…やだ。全員にユニーク魔法…かけるの大変、だったんだから…』

朝食を済ませ、教室に向かう途中エースはひたすら謝る。

エース達以外の生徒には私のユニーク魔法【消し去る記憶(イレース・メモリー)】で一連の話は消去した。

貴『…バカ』

エ(待って今のキュンときた何でおい俺一体どうした←)

貴『もうやだ…嫌い』

エ「え」

デ「フッ…」

貴『今日1日…ちゃんと反省、して』

回れ右をして、教室に向かう。

貴『フンッ…エースのバカ』





((ドンッ

曲がり角で、誰かにぶつかった。

待って…デジャブ?

貴『ご、ごめんなさい…』

前方から来ていたのは…

貴(え…巨人?)

そう思わせるくらい、私より背が高くて見上げるのが大変。

しかも2人。双子なのか、全く同じ顔をしている。

?「おや、大丈夫ですか?」

?「あれ〜?この子、噂の新入生ちゃん?」

怖い…

貴『えっと…』

あまりの怖さに声が上手く出せず、硬直してしまう。

((ヒョイッ

貴『へっ…?』

いきなり体が浮いて、パニックになる。

ゆっくりと降ろされて、もう一度2人を見上げた。

…やっぱり大きい。私より40cmくらい差がある。

?「ビクビク震えちゃって…かーわい♡」

?「フロイド、あまり怖がらせてはいけませんよ」

貴『…あ、あの…本当にすみません、でした…((ビュン』

今までこんな速度出した事ないくらい、全力で走った。

あの2人、怖い…





((ガチャ

勢いよく教室に飛び込み、息を整える。

貴『ハァ…ハァ…』

デ「ど、どうした?やけに遅かったな」

貴『…ちょっと、捕まってた…』

エ「えっ、監 禁…?」

何でそうなるの…

貴『背が高い…双子の人に…』

エ「んー?そんな人、見たことないなぁ」

まさか…幽霊?

いや、そんなはずはない。私を抱き上げたし…

貴『もう…廊下、歩きたくない…怖い人…ばっかり…やだ…』

デ「まぁまぁ…なるべく俺が付き添ってやるから」

貴『…本当?ありがとう((ニコッ』

エ(あー、マジであんな事するんじゃなかった…俺もAに笑いかけられたい…)





((ボーンボーンボーンボーン

1限目が終わり、束の間の休憩。

エ「なーぁ、そろそろ許してくれても良くね?」

貴『…私、まだ怒ってる』

隣の席で、項垂れながら私を見るエース。

エ「どうしたら許してくれんの?」

貴『どうしたら…か。うーん…あ』

いい事思いついた。

許しの条件→←秘密が多い



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作者名:らんらん@In率低下中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/  
作成日時:2020年8月6日 19時

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