拾壱 ページ12
『さっきまでピンピンしてたでしょう、そんないきなり倒れ込むなんて……』
zm「うん、まぁ半分仮病なんやけどな。」
『いや仮病かい!!!!!』
zm「半分はホンマにしんどいんやで?ちょーっと大袈裟に言っただけで」
『心配して損しました…』
zm「だってこうせぇへんと絶対ちゅーしてくれへんやん!!」
『いや、なんでそんなキスしたがるんですか!!自分が映ってる鏡にでもキスしておけばいいでしょう!?』
ピンポン、、
しょうもない口喧嘩をしていれば、インターホンが鳴った。誰だろうか?もう9時を回っているが、生憎うちのインターホンはカメラがついていないので渋々魚眼レンズを覗きに玄関まで行く。
近所の人だったりしたらゾムさんを見られるとまずいので、リビングの扉を閉めてレンズに目をあてる。しかし、そこに居たのは見慣れた人物だった。
『あれ、まんちゃん!こんな時間にどーしたの?』
os「こんばんは〜Aちゃん、こんな時間にごめんな、最近元気?大丈夫?彼氏とかできてへん?」
『最近元気って、昨日も今日も学校で会ってるじゃん……しかも彼氏とか居ないし』
彼はオスマン、私の幼なじみ。兄弟が居なかった私の兄みたいな存在だけど、どこか中性的でとても接しやすい大切な友達だ。しかし少々……というか死ぬほど過保護で、私が好きすぎるあまり脱サラして私の高校で教師になり、私のマンションの隣に越してくる程度には頭おかしい。
os「Aちゃんが好きなブルーべリージャム作ったんやけどいらん?」
『えっ、ほんと!?いいの〜?欲しい欲しいありがとう!!』
os「喜んでくれて良かったわぁ、じゃあお礼に部屋入れて」
『え?無理』
os「さっきから人がいる感じがすんねん。彼氏おらんて言うてたけどなんか怪しいし」
『い、いや……部屋ちょっと汚いし……』
勘の鋭いまんちゃんは勝手に上がろうとする。目がガチだ……。やばいな、ゾムさん今弱ってるみたいだしもし見つかったらまんちゃんに殺されちゃう!あ、いや、あの人死なないんだった忘れてた。
……いやそれでもヤバいよ私が殺される!!!
なんとかまんちゃんを止めようと肩を掴んだが、男性の力には勝てず、まんまとリビングに入らせてしまった。
os「あれ、誰もおらん……勘違いかな。」
『勘違いだよ!!まんちゃん過保護すぎ!!』
os「あれ〜?まぁいいか……」
どうやらゾムさんは上手く隠れてくれたらしい。ナイスゾムさん!!!
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ぺ - うわぁぁぁ!!久しぶりに見に来たらちょっとストーリー進んでる!!マジで何年かかってもいいんで投稿頑張ってくださいお願いします、、、。 (2022年3月22日 1時) (レス) @page15 id: 037747e872 (このIDを非表示/違反報告)
Colt(プロフ) - あ、あ、あ、あ、のぉぉぉ絵柄も小説もめちゃくちゃ好みですぅぅぅッッッッこれからも頑張ってくださいぃぃぃぃぃぃぃッッッッ (2022年2月16日 13時) (レス) @page15 id: a16d24b70b (このIDを非表示/違反報告)
冬霧 那恋(プロフ) - お、おわお…おわ…おわりのはじまりってことですね…? (2021年12月30日 10時) (レス) @page15 id: 645ab8761c (このIDを非表示/違反報告)
クロエ - 主さん、、頑張って(´;ω;`) (2021年8月31日 19時) (レス) id: 037747e872 (このIDを非表示/違反報告)
クロエ - パスワードの野郎め!!!!!!!!!許さんぞ! (2021年8月31日 19時) (レス) id: 037747e872 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:島津旧式 | 作成日時:2019年3月25日 23時