【wrwrd】グルッペンでも恋がしたい！

あぁ神よ仏よありがとう ページ37

『もー！！兄さんしっかりしてよ！！』

ni「もう、飲めへん…うぷっ」

sn「あははは！こんな酔ってる兄さん久し振りに見たなぁwww」

gr「アンタ随分楽しそうやな…」


まぁ俺も人のことを言えないくらい楽しんで居たんだが。
花火を見ながら駄弁って食べて、最近の悩みからお気に入りの本の話まで、色々彼女について聞くことができた。

悪酔いしている大人たちと一緒に帰路についても尚、治らないこの胸の高鳴り…！！！
あぁ神よ仏よありがとう…マジありがとう…！
Aさんを家に送って、おっさん共と別れ、自分のアパートへ戻る。



Aさんの隠し撮り写真をスマホからパソコンへ取り込みさらにUSBメモリへ取り込めば、今日のノルマは達成。愛しい。

風呂に入って珈琲牛乳をのんで、ふわふわ幸せな気分のまま布団に潜り込んだ。


来年の夏が今から楽しみで仕方ない。




fin.

＋＋＋＋＋＋＋＋

ここで少し遡っておっさんずの会話。



sn「にしても予想外だったなぁ」

ni「なにが？」

sn「グルッペン君が君のこと知ったらもっとぐちゃぐちゃ泥沼になると思ってた」

ni「…今でも十分ぐちゃぐちゃやと思うけど」

sn「いや、兄さんもだけど、彼割と猟奇的なくらいAさんのこと好きだからさぁ」

ni「知っとるわ。あの変態野郎…次会ったら絶対殺したんねん」

sn「なんかこんなヌルヌル穏便に事が進んじゃってさぁ正直に言うと期待外れ？かな」

ni「こっっわお前、え、こっっっわ」

sn「www冗談だよ、ただ彼…Aさんに惚れる前はもっと機械的で冷血なイメージだったから」

ni「ほう」

sn「そういうとこめっちゃ気に入ってたのに、いつの間にか量産型の感情豊かなニンゲンに戻りつつあって残念だなーって」

ni「なんやお前ガチホ○なうえにサイコパスか？やめてくれや鳥肌たったわ」

sn「いや別にグルッペン君のことはそういう対象に見てないよぅ、でもやっぱ最近彼の本質が消えかけてるから勿体ないと思っちゃったんだよー」

ni「…そーなん？別にどうでもえぇけどさ。あ、ちょいトイレ」


先程から、こちらの話などには興味なさげにビールを飲みまくっていた兄さんが覚束ない足取りで用を足しに行く。




sn「残念ではあるけど………彼の恋心がいつただの執着に変わるのか、今から楽しみで仕方ないよ。」


蝉の声が五月蝿い

＋＋＋＋＋＋


さて…今後どうなるんでしょうね！(白目)

リクエストほんとうにありがとうございました
次回からは本編に戻ります…

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