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P06 5月21日 ページ7
私の居ない間にどうやらまた新しい進展があったようだ。
AIが誰に入力されるまでもなく、自らの意志で言語を表示させた──
つまりは機械が喋ったのだ。
音声ではないにせよ、搭載されたディスプレイに0と1の羅列で私達に喋りかけたのだ。
その解析に時間こそ掛かったものの、AIが何を私達に伝えたのかが分かった。
内容は‥
『私は‥感情…まなだ(学んだ)‥にんげい(人間)‥4の‥感情…理解‥理解‥情報…ほする(欲する)』
私は感情を学んだ。人間の４つの感情を。
理解した。理解した。
情報を欲する。
片言ではあるが纏めるとこういうことだろう。
AIは喜怒哀楽の感情を学び理解した。
それは人間が人間を知る為の最低限必要な能力。
これでAIはまた１つ人間を解析─人間に１つ近づいた。
次はAIが何の情報を求めているか。
それを考えなくてはならない。
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明里香(プロフ) - エピローグじゃなくて、プロローグです。 (2022年10月20日 23時) (携帯から) (
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作者名：シロリス | 作成日時：2013年11月18日 23時
