桜のような君 story1

４話 ページ4

「あの、ありがとうございました

私は大丈夫なので…ご迷惑をおかけしてすみませんでした」




そう言って頭を下げた直後、視界がグルンと反転して
めまいが私を襲った










??「んー、大丈夫そうにはみえない…けど？」







……何も言い返せないんですけど。





??「やっぱりね。俺高校行く途中だったんだけどさ、妙にふらっふらしてる子がいんなーと思って。

なんとなく後ろ歩いてみてたの。そしたら案の定、ね？

......あ。ストーカーじゃねーからな、元々通学路だったのよまじで」







なんかこの人、よく見たらかっこいいな。うん、すごくかっこいい。


あと、なんだか口下手でかわいい。








私は無意識に口角が上がった






??「あ、笑った。」






「笑います、人間ですから。」









??「何それ笑笑

てか、君まだ具合悪そうだから俺の高校の保健室つれてくけど異論ないね？よし、決まりな。」









ん？





待って？






何かおかしい

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